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玉堂デスヨ。

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癒しの日常と、気がついたあの事。人生が豊かになる一瞬。 怪談、恋愛以外の作品も。
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2022年5月の記事一覧

神楽坂 トンボロ 「森章二の素読みの会」第二回準備中

時代を感じさせる古民家風の喫茶「トンボロ」で、 ベテラン俳優・森章二さんが語る江戸のお話と 神楽坂を舞台にした物語の朗読。 たくさんのお客様にお越しいただきまして、ありがとうございます。 ご来場いただきましたお客様には心より感謝いたします。 次回は7月10日(日)19時~となりました。 まずはご報告まで。 詳細については後ほど、こちらのサイトで紹介させて頂きます。 物語は同じく神楽坂を舞台にした奇妙な仇討と小さな恋のお話です。 前回ほぼ売り切れた会場限定のシナリオ本

「その世界でしばし笑わせてくれ」・・・ある舞台でのこと。

先日、ちょっと退屈なコメディを観た。 有名な俳優と有名な喜劇系俳優が主演で、海外の良く知られている戯曲だという。 だが、今いち没頭できない。 まず登場人物が、その俳優自身にしか見えない。 「俳優とは、その『役』に俳優自身の存在感を落とし込んで、観客を魅了する」と 聞いたことがあるが、俳優の存在感だけが妙に目立っていた。 一方の喜劇系俳優は、普段見ているその人の面白さを舞台上で感じる事が出来なかった。芝居とアドリブのどちらに振ることも出来ずに、演技を迷っているように見えてと

「愛と言う名の外套を着てずっと息を凝らしていた」・・・亡くなった父が持っていたものは。

以前、公開した物語のラヂオつくばバージョンに加筆・修正を加えたものです。まだこちらにアップしていなかったので、アップします。以前のバージョンとの違いを楽しんでもらうのも面白いかもしれません。 『愛と言う名の外套を着てずっと息を凝らしていた』 「ホームを抜け出したら必ず近くの公園で、 グ~ルグ~ル走ってるんですよ」 童顔の女性ケアマネージャーが話す言葉を私は黙って聞いていた。 「だから、すぐ見つかるんですけど、走るのを止めさせようとすると怒るんです。でも、気が済むまで走

「ウルトラマンホール」・・・ダジャレのようですが、違います。

シン・ウルトラマンが、シン・ゴジラを抜きそうな勢いでヒットしているらしい。 確かに、本家の設定を踏襲しながら、新しく練り込んだ脚本と、贅沢な映像、ファンのツボを押さえたオリジナルから引用したセリフや音楽は心地よい。 しかも、現代の暗い世相だからこそ、という感じで、努力を信じて「絶望」と戦う意義を堂々と描いている。それはシン・ゴジラでも同様だった。 世間から浮いてる奴らが、努力して勝利する。 それを堂々と描けるのも、これらのシリーズの良さかもしれない。 やや内容とはズレ

R怪談「うわさのアプリ」・・・ホラー。無作為に送られる噂のアプリが。

『エアウワサ(仮)』というスマホ向けアプリが開発された。 テキストや写真を、近くにある同じアプリを入れているスマホに、 次々に転送していく、というものだ。 iphoneの「エア〇ロップ」に少し似ている、と指摘する者もいたが、 どちらかというと、チェーンメールに似ている。 「口コミをアプリ化したようなものだな」 鋭いあなたは、アプリの本質を見抜いた。 「ある種のコンピュータウィルスのようにも思えるが、転送される情報は、インアウト共に全く同じで、スマホ内の他のデータを加工

R怪談「気がきく家電」・・・ホラー。便利だけどちょっと怖い話。

近年、家電に様々な機能が加えられるようになってきました。 これは良いな、と思ったのは、お年寄りの為の見守り機能です。 メール機能が付いたポットで、お湯を沸かすたびに、 離れた場所にいる家族にメールで連絡が行くというもの。 監視カメラのような覗かれている感じが無いし、連絡を受ける方も気が楽で安心ですね。 他には、中に入っている食材を教えてくれるセンサー付きの冷蔵庫。 買い忘れや、ダブって買うのを避けられるので、買い物の時に便利です。 ×  ×  × 家電メーカーの研究開発

「ライバル登場」・・・ちょび山さんの運命は。

朝、庭に朝ごはんを食べに来るちょび山さんに、ライバルが現れた。 名前を「シマしま」。縞柄のにゃんこである。 シマしまと、ちょび山さんはどうも仲がよろしくないらしい。 朝ご飯を出す前に、にゃにゃにゃ!ふぎゃふぎゃ!と、かなり激しいバトルをやっている。 そしてときには、後輩のシマしまの方が勝って、ちょび山さんがかなり遅れて、ご飯をもらいに来る時がある。 果たしてこの先、シマしまとちょび山さんの戦いはどうなるものか? 欧州情勢より気になる。 頑張れ、ちょび。 おわり #

「満員御礼。ありがとうございました」・・・満員で入場できなかった方もいたほどの盛況でした。

22日19時から 東京・神楽坂 喫茶「トンボロ」にて開催された 森章二の素読みの会。 おかげさまで、たくさんのお客様にお越しいただきまして、ありがとうございます。 ご来場いただきましたお客様には心より感謝いたします。 又、お問い合わせいただいたのに、満員の為入場できなかったお客様、 本当に申し訳ありません。近く次回の素読みの会を企画しております。 そちらにてお楽しみ頂きますよう、お願いいたします。 時代を感じさせる古民家風の喫茶「トンボロ」で、 ベテラン俳優・森章二さんが

「変わった味のアイス Ⅱ」・・・さらに不思議な味たち。

さて、先日アイスクリームの話題が好評だったので、「変わった味のアイスクリーム 第二弾」です。 まずこちら・・・ 「昆布」。 北海道南茅部町のアイスクリーム。微かに緑色になっているのが昆布らしさを醸し出しています。味は、ほのかな旨みが感じられますが、こんぶ~という感じにはならずアイスとして美味しい感じ。 続いては、似てるな~と思って買ったら、よく見ると全然違う「ラベンダー」(札幌)と「ブランデー」(小樽)。 ラベンダーはやや爽やかな感じ。 ブランデーは、しっかりと洋酒の香り

「ここでしか手に入らない、会場限定品の販売も」・・・本日、「森章二の素読みの会」開催。

『森章二の素読みの会』 神楽坂の時代を感じさせる古民家風の喫茶「トンボロ」で、 ベテラン俳優・森章二さんが語る江戸話と書き下ろしの物語。 会場限定のシナリオ本も限定販売します。 明治維新直後の東京。 ある夜、空から仏像が降ってくるという事件が続発。目明しに憧れる少年が その謎に挑む。 奇々怪々な事件の謎は解けるのか! 人数に限りがあります。お早めにお問い合わせください。 満員の際はご容赦ください。 本日(22日) 19時から 東京・神楽坂 喫茶「トンボロ」にて。

「神楽坂トンボロ」・・・明日22日。素読みの会開催。

俳優の森章二さんと行う「素読みの会」は、明日22日。 いよいよ緊張してまいりました。 神楽坂の時代を感じさせる古民家風の喫茶「トンボロ」で、ベテラン俳優・森章二さんが語る江戸話は必見です。 私の書き下ろし短編は、江戸から東京に変わったばかりの明治初期。ある夜、街に仏像が降ってくるという事件が続発。その秘密とは。 奇々怪々な事件を謎解く、荒唐無稽、奇想天外な物語です。 人数に限りがあります。お早めにお問い合わせください。 満員の際はご容赦ください。 5月22日日曜日 1

「声のアンサンブル」・・・朱の会・第五回公演

今回、運悪く会場のある区で選挙があり、街宣の騒音に邪魔される可能性があったが、事前に選挙事務所にまで連絡し制動をかけさせるなどを行ったという。主催者の思い入れや意気込みにがまず印象的だった。朱の会では、毎回のように観客第一の配慮が感じ取れるのだ。 さて、肝心の公演内容であるが、やや狭めの会場で無理をせずに シンプルな朗読劇に徹している。 だが、そこは朱の会である、一見シンプルでありながら、 聴かせる工夫がさまざまに用意されている。 冒頭、単独で短めの朗読を重ね、休憩前に

「ついつい買ってしまうもの」・・・うに、なすび、うなぎ。でも晩御飯じゃありません。

「うに、焼きそば、うなぎ」と聞いて、ご飯何にしようかな、と想像しされた方、申し訳ありません。 これは、アイスクリームの話です。 今、日本中にたくさんの種類のアイスクリームがあります。 その種類の多さでおそらく日本随一であろうと思われるのが、 先日のラジオでもお話した石巻の「風月堂」。 「おそらく100種類以上はありますが、私たちも全部は把握してないんですよね」 とお店の人がおっしゃってました。 バニラなどの一般的な味の他に、サクランボなどもあって、 とても楽しめます。

「誰そ彼の橋」・・・ラヂオつくば朗読バージョン

昨日(17日)、「つくば You've got 84.2(発信chu)!(つくば ゆうがたはっしんちゅう)」の朗読コーナーで紹介した短編。 以前noteでも紹介し、人気の高かった「紳士の挨拶」をラヂオつくば用に加筆して、「誰そ彼の橋」として朗読していただいたバージョンをこちらに紹介します。 *実際に私の友人の祖母さんが体験した実話です。(名前は仮名です) 『誰そ彼(たそかれ)の橋』 この物語は、花の東京で起こった 摩訶不思議な出来事でございます。 時は、モボモガが闊歩