諦めかけの放送作家

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「テレビって、無い方がいいよね」になるのも時間の問題なんじゃね？、って話。

テレビ離れが激しい昨今。 総務省が出してるデータでもテレビ離れは顕著だが、 データ以外にも、特に体感的にもテレビ離れはビンビン感じる。 本当に誰もテレビを見ていない。 そして今回起きた「兵庫県知事選挙におけるテレビの問題」 「テレビは嘘をついている」「テレビは中立じゃない」 「テレビは一方的だ」「テレビは悪だ」 「テレビってなくてもいいよね」と言われて久しいが、 「テレビってない方がいいよね」になるのも時間の問題だ。 今、テレビに向けられている憎悪は半端じゃない。

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    • ＃兵庫県知事選挙 の結果はバラエティ班にも波及するのでは？って話。

      私は東京在住だ。 しかし、この１ヶ月ほどはある選挙に注目していた。 それがタイトルにある＃兵庫県知事選挙 である。 そして、その投開票日が11月17日のだった。 そして、20時ちょうどに”パワハラ・おねだり知事”に当選確実が出た。 いわゆる「ゼロ打ち」出口調査で圧倒的な差だったということ。 私はこの結果にとても驚いた。 その驚きは選挙結果にではない。 その驚きはテレビの影響力がなくなったことに対してのものだ。 連日、各局のワイドショーで「おねだり・パワハラ」と印象がつけ

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      • ネタラインナップ決めるの遅い演出家にロクな奴いねえ、って話。

        番組制作の過程で放送作家にとって大事な作業がある。 それが、「ネタ出し」だ。 番組が放送されるまでの流れは大体以下の通り。 「企画会議」⇨「企画書作成」⇨「企画が通る」⇨「構成会議」⇨「ロケ/収録」⇨「番組オンエア」 上記の「構成会議」の部分でネタ出しというものが発生する。 ネタ出しとは一体なんなのか？ 「世界一受けたい授業」なら”どんな先生でどんな授業をやるか？” 「マツコの知らない世界」なら”どんなマニアックな世界をやるか？” 「相席食堂」なら”どんな有名人にどんな

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        • すれ違った先輩放送作家の清潔感のなさに驚き、私は前髪をあげるようになったって話。

          2023年11月5日にabemaで放送された 「チャンスの時間」で芸人の永野さんが放った一言。 「放送作家は顔が暗い」完全同意。 顔どころか雰囲気も暗い。 服装も暗い。 なんか陰気な感じする。 その放送を見た直後の話。 テレビ局で放送作家の先輩とすれ違った。 永野さんの言葉が頭に残る中で その作家さんを見て驚いた。 髪が長すぎる。前髪が顔にかかっている。 服がヨレヨレ。遠目で見てもなんか臭そう。 とても売れている作家さんだから 放送作家に清潔感は関係ないのかもしれな

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          「これからは放送作家として活動します」と言って作家に転身する元芸人さんマジで邪魔って話

          毎年、数多くの芸人さんがコンビやトリオを解消したり引退したりする。 熱狂的ではないが、お笑いが好きな私にとって寂しいことでもある。 ただ、しかし。 「コンビを解消して、私〇〇は放送作家として活動します」 と宣言して放送作家/構成作家になる人もいる。 はっきり言うと、すげぇ邪魔くさい。 なぜなら彼らは、 企画案がヒドい。 企画書を書いたことがない。 台本を書けない。 リサーチができない。 会議で提案ができない。 それにもかかわらず、毎回企画会議に呼ばれている。 プロデュ

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          局員の壮絶な体験談を元にした企画が通ったが、その体験談が全部ウソだった話

          数年前に、２年目の若いテレビ局員さんと一緒に作った企画書が通った。 そしてそれは無事オンエアされた。 その企画書は企画意図が面白かった。 どんな企画意図だったか？ ざっくり言うと、 「海外でめちゃくちゃ大変な思いをして金を稼いだ」みたいな話。 その局員さんはその体験談からその企画を思いついたという。 なので、その体験談を企画書に盛り込んだ。 編成会議ではそのエピソードが受けたらしい。 そしてその企画は通った。そして無事にオンエアされた。 半年後、同じチーム（局員さん、先

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          「飲み営業」で経費使っといて、作家ギャラけちる制作会社って、どんな神経してんの？って話。

          テレビ番組の制作会社には大体お抱えの放送作家がいる。 テレビ番組の企画を考えさせるために。 そして、その企画を企画書にするために。 彼らには時間がない。 毎日、番組会議を行い、ロケに行き、編集所に入り。 そう、とにかく時間がない。 新企画を考える時間もないし、企画書を書く時間もない。 だから、この作業の部分を放送作家に”委託”している。 ちなみに私も様々な制作会社のお抱え作家の１人だ。 テレビ局からの企画募集が始まると、声をかけて頂ける。 今回の主題は、その中の１つ

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          水ダウチームを止められるのは法律だけなんじゃないか説、って話。

          Amazonプライムで配信開始された「KILLAH KUTS」 水ダウの藤井健太郎さんが企画・演出・プロデューサーを務めたとのこと。 この番組のある企画がある界隈から指摘されているそう。 その企画というのが「麻酔ダイイングメッセージ」 ドラマなどで見たことのある死ぬ間際のダイイングメッセージを 麻酔を使って再現してみようという企画。 この企画にどういう指摘が入ったのか？ 水ダウPの新番組に日本麻酔科学会が激怒！ 麻酔薬で意識を失う“バラエティ”に「断じて容認できるもので

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          新たな演出方法を取り入れた”実験企画”は視聴者に寄り添ってないよねって話。

          久しぶりにこんな酷い企画を見た。 「クロミのヒロミ」 史上初！？カメラが全くないロケを敢行。録音しているのは音声だけ… 街行く人の携帯カメラが唯一の画となる実験企画！ とのこと。 ヒロミさん、三宅健さん、ベッキーさんの３人が熱海を旅する。 街ゆく人が３人をスマホで撮影した映像で全編構成される。 え？なんで？どゆこと？ 一般人の方にカメラを回させる目的はなんなの？ 途中で一般人の方のスマホをヒロミさんが持って自撮り始める始末。 おそらく企画書にはこのように書かれてい

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          「北関東を扱うと視聴率が落ちにくい説」が蔓延。テレビマンが北関東に取り憑かれてるって話。

          この１年「北関東」（茨城県、栃木県、群馬県）を扱う番組があまりに多い。 現在のテレビマン達は北関東に取り憑かれている。 この傾向には明確な始まりがある。 どうやらテレビ東京が始まりである。 「有吉の世界同時中継」で北関東ネタを扱うとなぜか視聴率が落ちなかったと。 そして「ありえへん∞世界」でも北関東を扱ったところ視聴率が落ちなかったと。 味を占めた彼らはどんどん北関東を扱った。 その噂は一瞬で局内を巡り、テレ東内で空前の北関東ブームが起きた。 テレ東に出入りしている放送

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          「え？会議３０分前に宿題考えました？」な作家さんも多いよねって話。だから引退してくださいって話。

          １０月に入り、完全に気温が寒くなってきた。 早くいつものように作家仲間と露天風呂で 先輩作家、カスP、クズDの悪口を言う会をしたいですねぇ。 身も心も気持ちいいんだろな。 タイトル「え？会議３０分前に宿題考えました？」の話をする。 タイトル通り、文字通り。 企画案とかネタ案を考えるのが面倒くさいなら作家辞めればいい。 忙しくて考える時間がないなら番組降りればいい。 こういう作家さんには普通に聞いてみたいんですよね。 「なぜ宿題出さないんですか？」って。 「どうしてこ

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          「え？会議３０分前に宿題考えました？」な作家さんも多いよねって話。だから引退してくださいって話。

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          尊敬できる放送作家の皆さんを列挙してみた話。

          今回は私がリスペクトする作家さんを列挙する。 （※以下、思いついた順） ・竹村武司さん ・石原健次さん ・北本かつらさん ・安部裕之さん ・樅野太紀さん ・興津豪乃さん ・矢野了平さん ・谷口マサヒトさん ・デーブ八坂さん 若手放送作家の皆さんに参考にしてみてください。 きっとめちゃくちゃ勉強になります。 そして皆さん、良い人です。 会議でもしお会いする機会があるなら、 嫌われても責任取れませんが、積極的に声をかけてみてください。

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          イエスマンをやめて嫌なことを言うようにしたら仕事増えた話。

          私は根っからのイエスマンだった。 いや、今でもイエスマンの節はある。 帰省した際、行きたいご飯屋さんは家族が行きたいところに行く。 彼女とのデート、彼女が喜ぶ場所に行く。 友人と焼肉、友人が食べたい部位を注文。 これは私生活だけでなく、仕事でもそうだった時期がある。 まぁ、私のような４番手５番手の作家が 今までの会議の流れをひっくり返す意見を述べる勇気もなく 思っていることを呑み込んでいた、という方が正しいか。 しかし、私と局員さんで考えた企画が通った際に チーフ作家

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          ２４時間テレビの正義に興味はないけど、VTRの作り方は勉強になるって話。

          ２４時間テレビ。 寄付金の着服。 ふわちゃん炎上。 台風マラソン。 やす子さんノーギャラ宣言。 放送前から放送後も話題盛りだくさんだった今年の２４時間テレビ。 そして毎年２４時間テレビで議論になるのが 「感動ポルノ」 障がいのある方や被災地を番組の”ネタ”にすることの是非について 毎度疑問の声が上がっている。 ただ一方で、制作者側の意図・正義もあるのだろう。 当の私は、２４時間テレビの正義に全く興味がない。 むしろ、感動ポルノと呼ばれるものに関しては反吐がでる。

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          ２４時間テレビの正義に興味はないけど、VTRの作り方は勉強になるって話。

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          テレビ局員もプロデューサーもディレクターも企画を考えてこないのは何でなの？って話。

          「あの企画は、〇〇という体験から着想を得たんです」 このように、格好つけたインタビューを答える人がいる。 ただ、私は知っている。 テレビ局員も制作会社のプロデューサーもディレクターも 企画を考えないことを知っている。（もちろん例外はいるが。） テレビ局では定期的に「企画募集」が出る。 『今のラテ欄にはない番組を！」 『次世代の局を引っ張る人気コンテンツを！』 『Fコアに刺さる番組を！』 大体はこんな感じの文言が並ぶペラ１のPDFがメールで来る。 そこから、テレビ局

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          有名人の不倫を報じるワイドショーのスタッフが不倫しまくりじゃね？な話。

          有名人の不倫のニュースが出ると、 その１週間は週刊誌の記事をモニターに出して、 MCとコメンテーターが毎回おんなじようなコメントをする。 その時点でエンタメとして終わっているのは前提として、 そんな不倫の話題を扱うワイドショーのスタッフが 不倫をしまくりな話。 総合演出と制作会社Pが。。。 ディレクターが若いADと。。。 自分たちを差し置いて有名人の不倫を永遠扱う。 VTRチェックしている時の感情を伺ってみたいものです！

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