高齢者へのインタビューを経て
超高齢化と少子化を同時解決するスキームについて、先日、高齢者の方にインタビューすることができた。
私の考えたスキームでは、高齢者が良質な介護を得る代わりに、子どもを持つ若い介護士に対して寄付を行うというものであったが、まず障害になるのが寄付の原資のようだ。
その内容は、資産としてはある程度の金額を持っていたとしても、多くは土地や建物といった固定資産であり、現金ではない。現金はさほど持ち合わせておらず、寄付ができるほどの余裕がないというもの。
初っ端から暗礁に乗り上げた感じだ。
しかし、元々は「黄泉の国まで持っていける資産はない」という考えから来ているので、法律面で超えられない大きな壁があるだろうが、死後の資産を子どもへの相続とともに一部寄付に回すことができないか?ということを模索し続ける必要がありそうだ。
一方で、高齢者としては健康面も踏まえ、先行き不透明な状況があるため、次の世代への投資で社会貢献したいという気持ちはあるものの、ご自身の身を案じるほうがプライオリティが高いこともわかった。
今後、介護業界の方々にもインタビューしていきたいと思うが、並行して高齢者が望む理想の姿も突き詰めていきたいと思う。
UnsplashのSteven HWGが撮影した写真