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SAV_010 低翼SAL投げハンドランチ機

SAL投げは主翼翼端を持って円盤投げのように投げる方法です。主翼には上反角があるため、翼端を持つと重心よりもかなり高い位置を持つことになります。できるだけ高さ方向の重心位置の近くを持ちたいと考え、低翼機を作ってみました。やはり低翼では安定性確保が難しく、結局上反角が大きくなってしまいましたが、うまく飛ぶようになりました。

組立・調整のポイント

  • 用紙:A4 ケント紙 T目 連量180〜225kg 1枚 
     (作者はPHO 205kgを使用)

  • 胴体:前部積層胴部品7枚を事前に組み立てておきます。次に胴体パーツ9(垂直尾翼付き)に内部補強部品8を接着し、主翼より後ろの三角胴部を張り合わせます。最後に胴体パーツの機首部分に前部積層胴部品を挿入して接着します。(慣れやコツを必要とする作業です。)

胴体断面図(主翼付近)
  • 主翼桁と主翼の接着にセメダインCを用いると、はみ出した接着剤の乾燥収縮で主翼にシワ・歪みが出ることがありるので、この部分にはカネスチックを推奨します。

  • 主翼上反角は20°、水平尾翼上反角は10〜15°。

  • 水平尾翼補強部品は水平尾翼下面に接着します。

  • 調整:適宜重心調整してもらえば良いですが、私は機首に少し重りを追加することが多いです。

注意事項

  • 個人で使用する分には、自由にダウンロードしていただいて結構ですが、営利目的には使用しないでください。また、図面意匠の権利を放棄するもではありません。著作権は設計者にあります。

  • 飛ばすときには機首にスポンジゴムを貼り、周囲の安全に十分に配慮してください。


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