SAV_015 低翼2.5段上反角SAL投げ機(スパン約360mm)
2024年の二宮杯本戦で投げた機体です。
当日の結果はふるいませんでしたが、それなりに飛びます。
(機体設計・SAL投げとも試行錯誤している状況の中でなんとか落とし所を見つけたような機体です。無風時に25〜30秒ほど飛びます。)
主翼中央は構造をシンプルにするために上反角を設けていません。
また、多段上反角にしてパネル分割することで、ねじれや主翼後端のたわみを抑制する思想です。
低翼にすることで、高翼に比べペグ位置を高さ方向の重心位置に近づけられると考えたのですが、あまりうまくいきませんでした。
組立・調整のポイント
用紙:A4 ケント紙 T目 連量205〜225kg 2枚
(作者は主にPHO 205kgを使用)胴体:前部積層胴部品11枚を事前に組み立てておきます。次に胴体パーツ(垂直尾翼付き)に内部補強部品を接着し、主翼より後ろの三角胴部を張り合わせます。その後胴体パーツの機首部分に前部積層胴部品を挿入して接着します。(慣れやコツを必要とする作業です。) 最後に12・13を貼り付けます
主翼:主翼上面パネルの中央部の切断線が二重になっていますが、組立時の逃げを考慮したラインを加えています。私は逃した斜めのライン(主翼中央ではなく翼端側)でカットしています。
主翼組み立ては、まず下面中央部内側を主翼接合部品で接合します。中央パネルの桁はこの接合部品をまたぐ形で接着します。
主翼中央パネル補強部品を主翼上面中央ブロック前部に貼り付けます。
主翼前端を折り返し主翼上下を接着後、主翼上面補強部品を貼り付けます。
その後上反角固定を行います。主翼上反角は内側20°、外側40°(20°+20°)です。このときに、パネル間でねじれが出ないように注意します。
水平尾翼:水平尾翼裏打ち部品は水平尾翼下面に接着します。水平尾翼上反角は15°です。
胴体に水平尾翼・主翼を接着します。
調整:主翼上面補強部品に△マークで参考重心位置を示します。主翼後端から19mmの位置です。適宜重心調整してもらえば良いですが、機首に1〜2gほどおもりを追加することが多いです。
注意事項
個人で使用する分には、自由にダウンロードしていただいて結構ですが、営利目的には使用しないでください。また、図面意匠の権利を放棄するもではありません。著作権は設計者にあります。
飛ばすときには機首にスポンジゴムを貼り、周囲の安全に十分に配慮してください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?