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帰国【日本入国編】

今回はイギリスからどのようにして日本に入国したか、また入国に関してどのような準備が必要になるかなどを紹介していきます。イギリスから日本へ帰国を考えている方や海外から日本に帰国する予定の方の参考になれば良いなと思います。

※これは自分が実際に経験したものについて書いています。コロナ禍での水際対策は目まぐるしく変わるので、必ずしも同じように入国できるとは限りません。参考程度に読んで頂ければ幸いです。

自分はイギリス(ヒースロー空港)→トルコ(イスタンブール空港)→日本(羽田空港)という経路で帰国しました。

1. ヒースロー空港

・PCR検査
まずヒースロー空港でコロナのPCR検査を受けました。自分は『Collinson社』のPCRを事前にネットで予約しました。このColinson社は政府が推奨する検査機関なので信頼できると思います。

詳しくは記事の最後に紹介している在英国日本国大使館のHPをご覧下さい。

自分は11時30分のPCR検査を予約しました。検査所はターミナル2とターミナル5にあるそうなんですが、自分はターミナル5の検査所で予約したのでターミナル5へ向かいました。どちらも検査所はLevel 0(グラウンドフロア)にあります

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端っこの方に検査所があります。検査所の入口でスタッフの方が立っていて予約したかの確認があり、予約した時間であればそのまま写真の右側に見える受付まで行きます。

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受付ではパスポートと予約した時にメールで届く予約番号を提示します。また自分が予約しているフライトの詳細(どこの航空会社か、どこへ行くのか)も聞かれました。

受付が終わると左側にあるTesting Centreの中で検査を行います。いくつか検査の種類があるみたいですが、自分は『LAMP test』で予約しました。この検査方法は鼻の穴を綿棒のようなまのでグリグリやって検査する方法で、日本の政府が認めている検査方法です。検査方法は政府が認めたものでないと日本への入国はできないそうなので注意が必要です。

検査が終わるとバーコードの付いたシールを貰います。それを検査結果が出た時に受付へ持っていく必要があるので無くさない様に保管しなければいけません。受付から検査まで約15分くらいで終わります。スタッフの方に聞いたところ週末が混むそうです。自分は月曜日だったのでスムーズに検査を終えました。

検査結果は約90分〜120分で出るとHPには書いてましたが、自分の場合は1時間で結果が出ました。結果が出ると予約する時に使ったメールアドレスに検査結果のメールが届きます。一応、メールから検査結果を確認できますが、検査証明書を受け取る必要があるのでもう1度検査所へ向かいます。

出口にあるCertificate collectionで先程貰ったバーコードの付いたシールを渡すと検査証明書を受け取ることができます

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どうやら日本へ入国する際に政府が指定した検査証明書のフォーマットにある項目が抜けている検査証明書が発行されることがあるらしいので、自分は念のため政府が指定した検査証明書をプリントアウトして持参しColinson社が発行した検査証明書とは別に持参した検査証明書の方にも検査結果を記入してもらいました。

日本に入国するときは政府が指定した検査証明書を回収されたので、政府が指定した検査証明書を持参してColinson社の検査証明書とは別に書いてもらうことをおすすめします。


・チェックイン
自分はTurkish Airlineを利用しました。Turkish Airlineでのチェックイン時に確認されたものは以下の4つです。

・パスポート
・フライト予約番号
・検査証明書
・日本の質問票を終えた時に発行されるQRコード(スクリーンショットで大丈夫)

日本に入国する際に質問票はやるものだと思っていたので、質問票はまだ回答していなかったのでその事をスタッフに伝えると丁寧に「ここのサイトから質問票をやって終わったらQRコードを見せてね」と言われ、写真も撮らせてくれました。

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どうやら日本の政府が航空会社に向けて日本への入国者はチェックイン時に検査証明書とQRコードを確認するようにお願いしているみたいです。ですので、検査証明書と質問票を完了した時に発行されるQRコードは飛行機に乗る前には必ず必要になります


・チェックイン後
チェックインが終わると今度は手荷物検査(security)です。これは多分通常と変化はないと思います。

17時40分のフライトまでかなり時間が余ったので空港内のショップやカフェでまったり過ごしました。思っていたよりもレストランやショップはオープンしていたので楽しめました。

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フライトの時間が近づいてきたので搭乗口へ向かいました。搭乗口ではパスポートと航空券のみの確認でした。


・機内(ヒースロー空港→イスタンブール空港)
定刻通り17時40分に飛行機はヒースロー空港を飛び立ちイスタンブール空港へと向かいました。ビックリしたのが飛行機内の人口密度です。隣の席はコロナ対策で必ず空いているのですが、それでもかなりの密でした。ここでコロナを持っている人がいたらあっという間に拡散されてしまうだろうなと感じました。今思えばこの旅の中で1番密な空間だったのがイギリス〜トルコ間の飛行機の中でした。

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2. イスタンブール空港

3時間45分のフライトでイスタンブール空港に到着しました。現地時間は23時25分でした。

トランジットの人達は手荷物検査(security)を行います。この検査も特に普段通りだったと思います。

次のフライトが深夜1時40分発でした。1時間ほど空港内を散策して搭乗口へと向かいました。イスタンブール空港内のレストランやショップは全て空いていましたし店内で飲食も可能でした。

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・搭乗口
時間になったので搭乗口へ向かいました。搭乗口ではパスポートと航空券、そして検査証明書を確認されました。検査証明書はColinson社が発行したものと持参して記入してもらった政府が指定した検査証明書を提出しました。両方の検査証明書を照らし合わせて確認し最後は写真も撮っていました。多分ですが、持参した方の検査証明書の方にスタンプを押してもらえらなかったので、それで念入りにチェックしていたのだと思います。

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とりあえず無事に通過することができて飛行機な乗り込みました。


・機内(イスタンブール空港→羽田空港)
飛行機に乗り込むとほとんどが日本人でした。見た感じだと約20〜30人の搭乗でした。先程の飛行機とは違って席も広くて豪華でしたし、1人で3席は占領できるくらい余裕がありました。

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1時40分にイスタンブール空港を飛び立ち日本へ向かいました。

この飛行機の中で日本入国に必要な書類が冊子で配布されました。一応全ての書類を持参していましたが、多分日本行きの全ての便で入国に必要な書類は配布しているのだと思います(念のため自分で持参することをおすすめします)。配布された書類は全て日本語版と英語版の二種類が用意されていました。


3. 羽田空港

約10時間40分で羽田空港に到着しました。
日本時間の18時30分に到着しそこから怒涛のチェックラッシュが始まります。まず飛行機を降りると144ゲート(多分空港の1番端っこ)へ向かいました。一本道をひたすら歩くので迷うことはないと思います。

※チェックポイントが多すぎて必要な書類や各チェックポイントで行ったことを覚えきれていません。記憶を辿って書いたので間違っている場合があります。

・第1チェックポイント
144ゲートがチェックポイントの最初のスタート地点です。ここでは入国に必要な書類を全て確認されます。第1チェックポイントではトイレも行けますしまだ書類に記入していない方やアプリのインストールが済んでいない方はここで行うことができます。

必要アイテム
・パスポート
・検査証明書
・誓約書
・質問票
・健康カード


・第2チェックポイント
書類の確認が終わると次に第2チェックポイントです。第2チェックポイントでは質問票WEBの回答時に発行されるQRコードの提示をします。

必要アイテム
・質問票WEBのQRコード


・第3チェックポイント
ここでは検査証明書と健康カードの確認検査の受付番号を健康カードに貼ってもらいます。ここで持参した政府指定の検査証明書は回収されました。Colinson社の検査証明書は返されました。またここで変異株流行地域からの入国者は緑色のタグを渡され腕につけます。

必要アイテム
・検査証明書(回収されます)
・健康カード

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・第4チェックポイント
第3チェックポイントを通過すると次は第4チェックポイントです。
第4チェックポイントでは質問票の確認です。ここで質問票は回収されます。

必要アイテム
・質問票


・第5チェックポイント
第4チェックポイントを通過すると第5チェックポイントです。ここでようやく検査を受けることができます。

必要アイテム
・健康カード

先程の健康カードに貼ってもらった検査の受付番号を伝えて検査キットを貰います。すぐ近くにブースがあるので唾液を採取して、終わったら唾液の入ったケースを渡して第5チェックポイントは通過です。


・第6チェックポイント
第5チェックポイントを通過すると次は第6チェックポイントです。ここではアプリの確認インストール登録したメールアドレスへのテストメールなどを行います。

ここのチェックポイントが1番スタッフが多かったです。入国者一人ひとりに担当スタッフがついて、アプリのインストール、設定をします。アプリは入国前にインストールしていなくてもここのチェックポイントでインストールすればいいので問題ないですが、あらかじめアプリをインストールしていた方がスムーズに進むので準備することをおすすめします。

必要アイテム
・COCOA(陽性者接触確認アプリ:基本的に普段は放置)

・Overseas Entrance Locator(到着した翌日にメールアドレスに登録IDとパスワードが送られてくるので登録を行う。隔離期間中にちゃんと隔離所(自宅または隔離所)にいますよという現在地情報を送るために使う)

・Google Map

・My SOS(基本的に使うことはない。ちゃんと隔離していない疑いあったり連絡が取れない時にこのアプリを通じて連絡がくる)

これまでは入国のためにWhatsAppまたはSkypeをインストールしなければいけなかったのですが、統一するためにMy SOSというアプリに切り替えたみたいです。ですのでSkypeを用意していましたが新たにMy SOSをインストールしてSkypeは使いませんでした。またiPhoneの方は問題ないのですが、アンドロイドの方はGoogle Mapが必要となります。

アプリのインストールと設定が完了すると、担当者からアプリの動作確認したチェックリストの紙をもらえるのでその紙を今度はメールアドレスを確認する担当の方へ渡します。メールアドレスの確認ではテストメールが誓約書に記入したメールアドレスに送られてくるので、ちゃんと届いたかどうか確認します。チェックリストの紙にメールアドレスも確認しましたというチェックをもらい、近くにいるスタッフまで持っていき提出します。


・第7チェックポイント
第6チェックポイントを終えると今度は第7チェックポイントです。第7チェックポイントでは誓約書の確認と質問票WEBを回答した時に発行されるQRコードのスキャンを行います。ここではちゃんとホテルで3日間隔離した後に自宅やホテルに移動する手段は確保しているかなど聞かれます。

必要アイテム
・誓約書
・QRコード


・第8チェックポイント
第7チェックポイントを終えると今度は第8チェックポイントです。ここで誓約書が回収されます。そして検査結果待機所の入口が第8チェックポイントになったいるのでようやくようやく一息つくことができます。

必要アイテム
・誓約書(回収されます)
・パスポート

検査結果待機所に到着したのが19時30分だったので飛行機を降りてから検査待機所までに約1時間くらいかかりました。自分の場合は入国者が約20〜30人だったのでかなりスムーズに進んだ方だと思います。入国者の人数によっては2〜3時間かかることもあるそうです。

検査結果は20時30分に出たので約1時間後くらいに出ました。検査の受付番号で呼ばれるので呼ばれたら健康カードに検査結果のシールを貼ってもらいます。

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そして陰性だった人達は数人でホテルに移動になります。多分ですが変異株流行地域外から来た人達ここで解放されて普通の入国審査になると思います。イギリスのような変異株流行地域から来た人達はピンク色のカードをここで受け取ります。このピンク色のカードを持っている人達は数人でまとまって移動します。

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・検査結果後
数人集まったら入国審査へと向かいます。空港の端っこにいるのでスタッフの先導で入国審査所まで歩いて移動します。入国審査所に移動している10分間くらいの間にピンク色のカードを持っているか3〜4回確認されます。ピンク色のカードは通行手形のようなものです。

入国審査所では通常通りパスポートのチェック、預け荷物の回収、検疫があります。検疫犬のチェックもありました。

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この入国審査で数人の中に誰か1人でも引っかかると、その人のいるグループは待たなければいけないので大変です。

無事全ての入国手続きを終えたのが21時でした。飛行機を降りてから約2時間半後です。これでもかなりスムーズな方だと思います。


・バス移動
そしてこのグループでホテルに移動するためのバスに乗り込みます。羽田空港第三ターミナルにもうバスは待機しているので、入国者出口から歩いてすぐのところにバスがあります。バスに乗り込むときピンク色のカードを確認されます。また、腕につけていた緑のタグは回収されます。

必要アイテム
・緑のタグ
・ピンク色のカード

遅れてきた方を待っていたので結局バスが発車したのが21時30分でした。バスに揺られること約1時間後の22時30分にアパホテル両国駅タワー店に到着しました。いくつか隔離用の宿泊施設があるみたいなので必ずこのホテルに泊まるわけではありません。

ホテルに到着するとHTS(Haneda Turtle Service)という会社の方々が受付にいて、そのスタッフからホテルでの生活の仕方や注意事項を説明してもらった後にホテルの部屋に移動。無事に長い旅が終了しました。


入国に必要なアイテム(コロナ関係)

・検査証明書
・質問票
・質問票WEBで発行されるQRコード
・誓約書
・健康カード
・パスポート
・COCOA(アプリ)
・Overseas Entrance Locator(アプリ)
・Google Map(アプリ)
・My SOS(アプリ)


注意事項

・必要な書類を揃えること
・質問票WEBを回答し発行されたQRコードをスクリーンショットで保存しておくこと
・日本に着くまでに書類に記入すること(機内でも書けます)
・あらかじめアプリをダウンロードしておくとスムーズに進める
変異株流行地域から帰国する人は3日目以降の隔離場所を確保すること(自宅または近くのホテル)。3日目以降は政府の用意したホテルに泊まることはできないので、自力(自家用車での迎え、またはレンタカー)で自宅まで帰れない場合は空港近くのホテルを予約しなければいけません。
・日本に着いてからホテルに着くまで何も購入できないので注意
・ホテルについてからデリバリーは可能だが受け取りはデリバリーが届いた翌日になる。
・書類は頻繁に提出するのでまとめておくと良い


確認すべきサイト

・水際対策に係る新たな措置について
日本入国に必要な書類の説明がのっています(健康カード以外)。


・検査証明書
日本政府が推奨する政府公認の検査証明書をダウンロードできるリンクがのっています。


・誓約書
誓約書をダウンロードできるリンクがのっています。


・アプリ(COCOA、Overseas Entrance Locator、Google Map、My SOS)
入国に必要なアプリのインストールをこのサイトからできます。


・質問票
質問票をダウンロードできるリンクがのっています。


・質問票WEB
質問票WEBへアクセスできるリンクがのっています。このリンクを使ってQRコードを発行することができます。


・健康カード
健康カードをダウンロードできるリンクがのっています。


・検査機関のご案内
イギリス国内でPCR検査を受けることのできる検査機関を紹介しています。在英国日本国大使館が推奨している検査機関です。



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Gyo Kimura
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