海原雄山は言いました「料理は技法に走ったら駄目」「人の心を感動させる事が出来るのは人の心だけ」音楽も同じだと思うのです
海原雄山は言いました。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) February 13, 2020
「 料理は技法に走ったらだめだっ!! 旨味だけを追ったらだめだっ!!」
こうも言いました。
「人の心を感動させることが出来るのは、人の心だけなのだ。材料や技術だけでは駄目だっ!!」
バンドも全く同じなのです。
上手い演奏と価値ある舞台は全く別です。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) February 13, 2020
心を込めればよい演奏になるのは当たり前。ただしそれは、とてもとても難しいことなのです。何となく思えば心を込めたことになるかと言えば、そんな訳ありません。
相手の事を考え、どういったものがその人には不足していて、今ある材料をどれだけ丁寧に仕上げて提供するか。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) February 13, 2020
演奏技術は手段でしかないのです。
上手い必要はなく、通過点として上手いのが当たり前なんです。
上手い下手を評価の第一に持ってくる人は、それが解る自身に酔っているだけです。
人を感動させるためには、どういった性質の感動を与えるのかが明白でなければなりません。その本質を持たない状態での演奏で人の心など動くわけが無いのです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) February 13, 2020
動かなかった結果、つまらない、という印象を抱かれて次の2000円を払うに値しないとお客さんが離れる。
伝えたい内容についての貴賤はないと考えています。なんなら今日朝から何も食べてないでも構いませんし、贅沢したいでもいいです。明日先輩に会いたくないでもいいですし、このバンドでお金が欲しいでも構いません。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) February 13, 2020
大切なのは取り組みが拙いかどうかです。主張は拙くとも構いません。
間違った主張でも構いません。正しい必要はない。2000円を得るために心を尽くし、手を尽くして取り組んでいるかどうか、その必死さが無いから赤字でもへらへらとして悔しさのかけらも見せず、結果赤字でも平気なミュージシャンを産んでいるように思うのです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) February 13, 2020
不味い食事を出しておいて衰退を嘆くというのは根本的に違うと思うのです。みじん切りをいかに早く作れるかの技術ばかり追い求めて、盛り付けや味付け、店内清掃などを疎かにしておいてお客さんなどつく訳が無いのです。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) February 13, 2020
料理人が評価する技法ではなく、お客さんに評価される料理をまず求めなければ。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) February 13, 2020
正直なところ殆どのバンドさんが心のこもってない演奏をされていると、自分は思っています。
まとめ
美味しんぼ自体の方程式には時折疑問が出る事は有りますが、今回言いたい内容としてはそこではなく、自分が演奏出来たらそれでいいと思ってやってないか。そう感じるライブが非常に増えたと言う事ですね。
顕著な例としてはコピバンでの譜面台が挙げられます。ボーカルは特に譜面台を用意するべきではないのですが、皆さん平気で譜面台を立てていますし、それが悪いことだと言う自覚も実はない。
何で他人の生カラオケをお金を払ってきかないといけないのか。しかも自分にマイクが回ってくるわけでもない上に明らかに自分よりも下手な聞くに耐えない演奏を、です。
なにかそこに違う物があって、きちんとしたおもてなしがあるのなら別に構いませんが、それが無いのならサービス業の内容として根本から間違っていますし、お金を取っている自覚があまりにも無さすぎるなと思う所です。
技術にこだわるのもそこですね。字の上手い下手は文章の上手い下手には一切関係ないんですが、その字の上手い下手を競い合い評価しあっている。そう言う姿に辟易として、皆さんその文章を買わなくなった。これが衰退していった実態なんです。
今残っている人は、ほとんどが赤字の自分勝手な演奏を続けられる人達なので、本当に評価される文章の中身に目を向けようとしません。ここを改善するにはふるいにかける事しかないと思っています。