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絵本ひめみちくん
ラジオパーソナリティ、イベンター、動画制作、絵本制作などに時間を費やしています。
さて、今回は以前からプロジェクトとして提案のあった絵本制作について、具体的に進めたくなったので、記録用としてnoteにまとめたいと思います。
主人公
ひめみちくん・・・いつも笑顔のひの字口、背中には大きなリュックを背負い、険しい旅路を歩けるように草履を履いている。好きな食べ物は、塩むすび。
あらすじ
ある晴れた日のこと、太陽からこぼれ落ちたひだまりから生まれたのが、ひめみちくん。
子どもが大好き、心暖かい太陽の妖精です。
ひめみちくんが生まれた場所、姫路市大塩という町は、海に近く、昔から塩田が盛んな町だった。
しかし、高度成長期以降、さまざまな産業が発展し、やがて大塩から塩田が消え、埋め立てが進み、働く人々は町から出て行くようになった。
ひめみちくんは、大塩で生まれ育った子どもたちが、成長と共に町から出ていくことを知っている。その事に悲しささえ覚え、ついには太陽からこぼれ落ちてしまったのである。
これはひめみちくんが町に夢と希望を蘇らせるストーリーである。
壱話
ひめみちくんは、大塩にある学校に通っている。大きなリュックを背負い、草履を履いて。ひめみちくんのリュックには塩むすびが入っている。ひめみちくんの大好物である。この塩むすびにはすごい力があって、食べた人を勇気づける事だってできる。
ひめみちくんは、とても優しく困ってる子がいるとほっておけない性格である。
いつものように学校から帰ってる途中、道でしゃがみ込み泣いている子がいた。
どうしたの?と声をかけるとお腹が空いて力が出ないようだ。
ひめみちくんはリュックから塩むすびを取り出すと、泣いている子に差し出した。無言でむしゃむしゃ食べ切ると、笑顔でありがとうと言って帰っていった。
ひめみちくんはこうやって困っている子がいると、すぐに手を差し伸べる。