5畳半の部屋でもフランキンセンスを採取できる。
フランキンセンス。それはみんなが知っている香水の香り。「乳香」とも呼ばれる。
実は昨今の植物ブームも相まって、このフランキンセンスを自宅で楽しめる人が今日本に増えてきている。
その理由が、この「ボスウェリア」という低木の存在だ。フランキンセンスは、ボスウェリアの木から採れる。
古来より人間と共にあった、歴史ある香り
ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属。
主に東アフリカ、特にソマリアあたりに生えている木だそうだ。
古来、その木から取れる芳しい香りを放つ樹液=乳香は、人間の生活と深く関わり重宝されてきたらしい。
空前の植物ブームでボスウェリアが身近に!
ボスウェリア・ネグレクタをはじめとして、多くの方がご自宅などでこのボスウェリアの木を大切に育てている。
でもこのボスウェリアの木、結構高い!
なかなか立派な木は手に入らないので、種から育てる人もいる。
かくいう僕もその一人で、今年の春に種から育て出した。そろそろ4ヶ月が経つ。
そして、フランキンセンスが採れた。
ある朝、いつも通りボスウェリア・ネグレクタを観察していると、枝の脇から白っぽい樹液が出ているのに気づく。糖分が多いハチミツみたいな感じだ。
触ってみるとやけにベタベタする。かなりベタベタする!!ベタベタ感で言うと普通に不快である。
でも、一度匂いを嗅いでみると、
おお〜〜〜!!!!
爽やかさの中に深みのある上品な香りが鼻の中に広がる。すごい。これがフランキンセンス。
さすがに自家製香水とはいかないけれど、たまに高級フレングランスな気分になれそうだ。
野菜とか、育てたら食べられる楽しみがあるけれど、自分で育てている植物で「香水の香りを楽しめる」というのは初めての体験だった。
昨日、ボスウェリア・サクラの種を追加購入したので、こちらも実生エントリを書いていこうと思う。
お楽しみに〜。