頬に風を。
少し前、といっても3年ほど前の街中の写真。
この頃はまだ夏にマスクをする習慣は無かった。
今だって習慣になったわけじゃなくて、必要に迫られているからだけれど。
でも一度体験してしまったこの状態が、一体いつまで世の中に影響を及ぼすのかよくわからない。
インフルエンザのように経口薬で治療ができる目処が立てばまた昔のように戻るのだろうか。
案外このまま数年は時が過ぎるような気もしている。
窮屈なモノは嫌い。
僕はマスクをしなくていい場所を探しに行くのだろうか。
歩きながら雨の近づく匂いに気づき
頬を撫でる柔らかい風を感じ
あの人の口元の微笑みを目にしたい。
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