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solitude
写真を撮っているときに。
ふと気がつくと頭の中に曲が流れていることがある。
時には口ずさみ、時には好きな歌手の声が広がる。
想うに、独りで撮り歩く写真なんてものは自分の気持ちと向き合うことなのかもしれなくて。
ひと気のない山道をオートバイで静かに流している時や全く釣れる気配のない渓流でロッドを振っている時にも似ている。
少し大袈裟に言えば、独りでこの地球に対峙しているようなそんな時間と同じものなのかもしれない。
solitude
英語の特にできない自分でも曲の歌い出しから聞き取れるこの言葉で始まるJAZZの名曲。
いろいろな声で記憶に残る曲だけど近頃はこの声が優勢。
人も疎なキャンパスを撮り歩いていると、自然とこの曲が頭の中を流れていく。
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独りで佇んでいたり、歩いていたり、誰かを待っていたり。
そんな人を見ている僕も、やはり独りなのだ。
一緒に喜んだり、楽しんだり、悲しんだりしてくれる人はいても結局最後は自分独り。
それは寂しいことではなくて、きっと最終単位になるということ。
ただそれだけのこと。
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