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小回り練習奮闘記・序章

MVアグスタF3の本来の使い方ではないかもしれませんが、購入以来、せっかく車体もタイヤも高い機体を買ったのだから有効に使いたいという気持ちが出てきて、石川ジムカーニャさんの二輪走行練習会に参加しています。
そこには8の字GP用の時間測定器があるので上達具合の目安にもなり、いわゆるコソ練の際の参考にさせてもらっています。

昨年初めて参加したときは、8の字GPが51秒台でした。
その後、バイクにも慣れてきて今年の6月16日には45秒台。
先日の9月16日には41~42秒台にまで時短できるようになりました。
その過程で、先達からの助言やYouTube動画によるコツ解説などをみましたが、そのどれもが「知ったからと言ってすぐに実践できる技法」ではありませんでした。

よく言われる「ニーグリップ」という言葉も、ただ単に膝でタンクを締めあげてもそれだけでバイクが意のままに動かせるわけではなく、サーキット走行(ハングオフ)などの場合は「外側の脚の皮膚をジワっと密着させる」みたいな意味だったりするわけです。

また「顔や目線を次に行く方向に向けろ」という助言も、顔や目線を先に送れない事情があるからできないのであって、その事情の解消方法の説明もなく目線を向けろといっているのは、まるで「走り方のフォームを教えずに”手を振れ”とか”蹴りだせ”、そうすれば早く走れる!」と言っているようなものです。



この記事の写真は石川ジムカーニャの主宰や参加カメラマンが撮ってくれた写真なのですが、顔は次に行くべき方向を向いていますし、前輪もきちんと舵角がついています。
これは私が「顔を向ける」とか「セルフステアを殺さないために腕の力を抜く」ということをやっていたからこうなったのではなくて、

怖くない小回り(身体の使い方)を模索してコツを積み上げて行ったら勝手に顔が内向きに、舵角もついていた

という感じです。
石川ジムカーニャの参加歴の浅い方や、バイク歴の浅い方の参考になればと思い、何をどのように練習したらこの写真の姿勢になっていたのか、たかだか8の字41秒台の初級者ですが書き記して残しておこうと思います。

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