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二輪走行練習会体験記・3

11月3日文化の日、二輪走行練習会に参加してきました。
前回参加から今日までの間に何度か自分で8の字練習をしたり、8の字練習動画を見たりしていました。


1.今回の収穫


ところが8の字GPは47秒台から全く進歩せず。
ぐぬぬ。
しかし小回りが前回よりもできるようになっているのを感じました。
未だにバンク角をスパっと決めるのはできませんが、上で紹介した動画のパート2で説明されている大きく入って小さく回るみたいな現象の起こし方はつかめてきました。
なんというか、パイロンを回りながらリヤブレーキを同じ強さでかけ続けていると速度が落ちてくるのに合わせてどんどん回転半径が縮んでいくのを感じました。
その現象が起きると小さく回れることに気付きました。
F3はハンドル切れ角が少ないので、そのままハンドルが切れるのに任せるとフルロックにすることもできました。
個人で空き缶をつかって延々と練習するよりも、たまには練習会で集中して練習する機会があったほうがよさそうです。
また、今回から黄色パイロンで一回転というものに挑戦しましたが、F3にも練習会にも慣れてきたためか遅いながらもなんとか回転できるようになってきました(まだまだ回転半径は大きめですが)。
8の字GPのタイムを詰めるのはまだまだかかりそうですが回転の半径を小さくするのは努力次第でできそうな気がしてきたので次回以降は回転を積極的に練習してみようと思います。

2.ふらつかないための腹筋仮説


かねてより私が主張している、バイクに乗るために必要な最初の一歩。
8の字練習をするにあたって上級者が教えてくれない階段の一段目。
それは腹筋の力みとバイクとのつながり
フラフラして旋回どころではない人が未だ習得できていない感覚(かつての私それに気づくのに時間がかかった)のはソコなので、ふらついている方がいたら腹筋という技法を試してもらおうと思っていました。
そうしたところ活きの良い木人形(デク)が現れました。

あれ?間違えたかな?

その方は初参加の方でした。
フリー練習エリアの8の字で安定していなかったのでお声掛けさせていただきました。

A.腹筋でバイクと繋がる


その方の手や足を掴んで引っ張って抵抗してもらい、その時に腹筋が力むことを認識してもらいました。
次にバイクにのって膝でタンクを挟むだけでなく、腹筋に力を入れてもらいました。
その時に私がハンドルを左右に切るように揺すります。
するとその方の腹筋(下腹)にバイクの振動が伝わります。
なれてくると腹筋の力みを抜いてもバイクの振動を掴むことができるようになりますが、この「バイクの振動を下腹で掴む」を継続できている間こそが「バイクをコントロールできている状態」「人馬一体」という状況なのです。

B.チ〇コをカーブの内側に予め向けておく


バイクの練習においてよく「目線」と言いますけれどもその説明は私の中では100点満点中の50点です。
「バイクは見た方向に進む」「投げたボールは見たところに飛んでいく」という説明をスポーツの初級のころに言われますが、私はそのように言われて成功したことは一度もありません。
実際にはあるポイントを見ただけで意識の集中をポイントに持っていける人と、見ただけでは意識の集中をポイントに持っていけない人がいます。
ボールを投げたり武術で技を掛けたりする場合には「意識を集中する練習」が必要になりますがバイクの場合は別の説明で意識の集中と目線を一致させる方法があります。
練習会では「顔面ごと向ける」「胸を向ける」「ヘソを向ける」などと呼ばれている方法です。
眼球がポイントに向かっていても身体が逃げている状況が起きると意識の集中ができないので、眼球だけでなく顔面・胸・ヘソなどをその方向に向かわせて意識が目線から逃げないようにしているのだと思われます。
私はそれをさらに一歩踏み込んで、意識を目線から逃がさないためのコツとして男性限定で「チ〇コを行きたい方向に向ける」という説明をしています。

C.4足歩行時代からの宿命


進化論的には人間の祖先は4足歩行していました。
後ろ脚を蹴って骨盤を前に押し出し、前脚はほぼ後ろ足の動きのサポート役。
「チ〇コを向ける」と言うとふざけているように聞こえますが、4足歩行時からの身体構造として骨盤の向きを内側に向けることでバンク時のバランスがとりやすくなるだろうと考えました。
また、男性にとっては重要な器官なのでそういう表現の方が印象に残って実践してもらいやすいだろうという計算もあります。

D.木人形の結果はいかに


私のデクとなってくれた初参加の男性ですが、腹筋理論を伝えた直後は上達を実感してもらえなかったようですが、チ〇コ理論を伝えた後しばらくしてまるで別人のようにコースを楽しんで走っていました。
はたから見ていてもステップが擦りそうなくらいバンクさせていて(クルーザータイプなので擦るのは時間の問題と思われました)最初の8の字の時に見たフラフラした感じはまったくありませんでした。
もちろん、私を信じて何度もコースを走った彼の努力の成果ではありますが、帰る直前に私に「チ〇コの向き理論、いいですね!」と周囲に女性がいたのを気付かずに言わせてしまうくらい効果を感じてもらえたようです。

二輪走行練習会で本当の初級者の脱落が起きないよう、今後も腹筋仮説・チ〇コの向き仮説を広めていきたいと思いました。

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