燃費(燃料計)の話
日本に流通するMVアグスタの数が少ない、YouTubeやテキスト媒体ではPVを稼がないとお金にならない、統計の母数が少ない、色々な事情が重なってアグスタの燃費についてあまり語られていなかったので私の体験談として記録していきます。
1.そもそもタンクの形が
F3のタンクは樹脂タンクです。
そして恐ろしいことに、国産車等でよくある「燃料はここまでにしとけよ」という目印がありません。
上の画像のような、わかりやすい満タン位置がF3にはありません。
強いて言うなら、バイクの右側から給油した時に、タンクの左側の天井にイボみたいな丸い突起がありそれにガソリンが触れたら満タン扱いに私はしていますが、その状態で本当に16.5リットルなのかどうかはわかりません。
そういう意味で私はカタログ数値は別にして、F3の航続距離は本当はどのくらいなのかわからないでいます。
どなたか、本当の満タン位置を知っていたらコメントかXのポストで教えてください。
2.計測結果
私が現在住んでいるところは比較的恵まれた土地で、市街地をほぼ通らずに郊外のツーリングコースに出ることができます。
そういう環境で日帰り(300km弱)のツーリングに出かけた時のデータがコチラです。
冒頭の画像では9.42リットル給油していますから、
230÷9.42≒24.4km/l
という結果になりました。
しかしこの後自宅まですんなり帰るのが惜しくなり、峠道で加減速を楽しむ走りをしたところ、走行距離75kmでガソリン5.3リットル
75÷5.3≒14.1km/l
という結果になりました。
直前に乗っていたV7iiiやその前のMT-07に比べると、ダラダラツーリングと加減速激しめ峠道での燃費の差がヤバイですが、その代わり加速時の楽しさや多気筒車ゆえの滑らかさがあり、峠での燃費の悪さに文句を言うつもりはありません。
こういうところも含めて「やっぱりSSなんだなあ」と感じます。
3.燃料警告灯
メーターの中に燃料計がありますがこれはあまり役に立ちません。
ガソリンを満タンにしていても、久々にエンジンをかけると液晶メーターで1個しか■がつきませんし、燃料警告灯が点灯しても2~3個液晶の■が残っていたりします。
ところが燃料警告灯はかなり正確のようです。
燃料警告灯が点灯して割とすぐに自分なりの満タン(タンク天井のイボまで)にしたところ10リットルほど給油できたので、残っていた燃料は4~6リットルぐらいであろうと思われます。
4リットル残っていてダラダラ走って24km/lならば、残りの燃料で96km走れることになり、高速道路であれば何とか次のSAに辿り着くことはできそうです。
以上、あまり誰も公表していない、2019年式F3の燃費情報でした。
もしも追加で判明したことがあれば追記または新記事にします。