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約1年乗った感想 その1

2023年8月19日
様々な事情によって2019年式MVagustaF3を納車しました。
納車時の走行距離1880km、タイヤは納車時にブリヂストンS22に換装して、高級バイクを楽しむことにしました。
その感想を数回に分けて記録していこうと思います。
大前提として、F3にはとても満足しています。
部品供給が続くならばずっと乗り続けたいと思うほどに。
ただ、今回F3を手に入れることができたのは事故車査定の際の中古相場に恵まれたり、離婚後の養育費支払いがほぼ終了していたりなどの金銭的なタイミングが良かったからであって、全ての男性にとって収入支出バランス的にF3が最高ではないかもしれません。
MIGTOWを選ぶ・何らかの事情で高級バイクを趣味とできる方など、金銭的余裕がある関東在住の方にしかレビューとして役に立たないかもしれませんがお付き合いいただけると幸いです。


1.kazemichiチャンネルさんの悲劇


私がF3を買った後に知ったYouTubeチャンネルkazemichiPicturesさんですが、配色の関係から推測するに、私と同じ2019年モデルだと思われます。
しかし、kazemichiさんとは異なり、現在のところ故障や内部エラーに悩まされることなく乗れています。
幸田二輪さんの動画ではトラブルは無いみたいですので、2020年以降には信頼性が向上した可能性があります。


2.物語の欺瞞


先日REIさんというモータージャーナリストのYouTubeがオススメに出てきたので見てきました。

そこにはライドハイ主催の根本健氏を招いてMVアグスタの歴史を、元GPライダーとしてMVアグスタを見てきた経験も交えて語ってもらう会が開かれ、その様子が写っていました。
ただ、この動画で言われているアグスタの歴史には全く賛同できませんでした。
動画をご覧になればわかると思いますが、現代MVは根本氏が憧れたアグスタ伯爵時代のMVアグスタとは設計者の連続性がありません。
カジバのカスティリオーニ氏タンブリーニ氏が自国の伝説に憧れて”名前を”復活させたブランドに過ぎません。
私から言わせれば、メインデザイナーだったタンブリーニ氏が作ってきた
ビモータDB1
ドゥカティ916シリーズ

の後、MVの名の下に作ったバイクがF4、その遺産(設計思想)で食いつないでいるのがF3やスーパーベローチェでしかありません。
広告収入が大事な人たちは伯爵時代からの物語を言いたがり、見た目の美しさと物語性でブランド力が高め、日本車の1.5倍強の価格に正当性をもたせようとしている、私にはそのような構図に見えてしまいました。


つづく

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