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TEST PREVIEW: イタリア代表vsオールブラックス。

オールブラックスは、アルゼンチン代表が持つ1シーズンのテストでの最多トライ記録を後わずか4トライで達成する可能性があります。

MATCH DETAILS: (日本時間) イタリア代表vsオールブラックス 11/6(土) 22:00

世界記録を目指して

オールブラックスは、ローマで行われるテストマッチで、アルゼンチンが長年保持してきた1シーズンの最多トライ記録を更新するチャンスがあります。プーマスの92トライという記録は2003年から続いていますが、2021年に行われた12回のテストですでに89トライを獲得しているオールブラックスが、重大な脅威となっています。スタディオ・オリンピコで4トライを奪えば、オールブラックスはプーマから世界記録を奪うことができ、チューダー・ノーザン・ツアーではアイルランドとフランスとのテストが残っているため、シーズン中に100トライという画期的な記録を達成するチャンスとなります。また、オールブラックスは、2021年にはこれまでに628点を獲得しており、年間最多得点ランキングでも3位につけています。イングランドは2003年に644点を獲得して2位、南アフリカは2007年に658点を獲得してトップに立っています。

4トライを奪ったジョーディー・バレット

トライといえば、ジョーディー・バレットは、2018年にスタディオ・オリンピコで行われたイタリア戦で4トライを挙げたことを懐かしく思います。その試合で右ウイングとしてプレーしたバレットは、66-3の勝利の中で4つのトライを交わしました。現在、15番のジャージを着ているバレットは、ローマではベンチスタートとなり、ダミアン・マッケンジーがフルバックで起用されます。マッケンジーは、2018年のイタリア戦でもハットトリックのトライを決めています。

セカンドローに若手を起用

オールブラックスは、ウェールズ戦で経験を積んだサミュエル・ホワイトロックとブロディー・レタリックのペアに代わって、トゥポウ・ヴァアイ(21歳)とジョシュ・ロード(20歳)が史上最年少のロック・コンビを組むことになりました。ヴァアイは10回のテストで4回目の出場、ロードはワシントンDCでのUSAイーグルス戦でデビューして以来、初めてのテストマッチ先発出場となります。イアン・フォスターは次のように述べています。「ヴァアイは質の高いフットボール選手であり、この2週間でその兆候が見られるようになりました。一方、ジョシュは初めての遠征でもすぐに物事を覚え、トレーニングでは実に明晰な頭脳を発揮しています」

アズーリからのメッセージ

元オールブラックスのフルバックであるキーラン・クロウリーは、世界ランキング1位をローマに迎える際に、初めてコーチを務めることになりました。2021年のシックスネーションズでは5戦全敗、さらに7月のニュージーランド遠征が新型コロナの影響で中止になったクロウリーは、オールブラックスとのテストはチームにとって良い「線引き」になると語っています。「確かにチャレンジングな一戦です。前回のウェールズ戦を見てください。ウェールズのプレーが悪かったとは思いませんが、それでも54点も取られてしまいました。彼らは絶好調の優れたチームであり、誰を出してもおかしくありません」


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