Bangladesh/ 手仕事 / ブロックプリント
バングラデシュの留学生の冗談(本気かも)で、
「機械より人間のほうが安い」というのがありました。
なので(?)まだまだ手仕事の物が生活の身近にあります。
代表的なインド染織の技法でもあるブロックプリントは、
バングラデシュでは比較的新しい表現方法と捉えられているようです。
伝統的な色は、クリームまたは灰色の地色に、赤と黒と黄色のプリントを施すもので、モチーフは一般的に、花や葉であったようですが、
近年は新しいデザインや色の組み合わせなど新しいものが作られるようになっています。
(バングラデシュで手に入れた本『Nokshaの受け売り』)
重ねる版の技術など、
やはり職人技といわざるをえない。
ちなみに私は、たった1つの版でさえ、
全く綺麗につなげることは出来ませんでした。
重ねる業など夢のまた夢・・・・
職人の手にかかると、この微妙な重ねで変わる雰囲気素敵です。
ちょっとカスレがあるのも魅力だなぁと思います。
完璧じゃないところに、
なんだかホッとしちゃうのですかね⁈
微妙な揺れのようなものも、
心地良さを感じさせてくれるのかもしれません。(1/fゆらぎみたいな)
これをベンガル女性は、
「襟元はこれ、裾はこれ、袖はこれ・・・」などと選んでオリジナルな装いを楽しんでいるようです。(プリント屋で目撃)
私だったら、
版選びから迷って,色に迷って、配置に迷って、、、出来上がるのか⁈
それってすごく贅沢なことだと思います。