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佐柳島③ / 猫との時間
島猫とモフモフしながら、
島内散歩にあけくれた数日。
人懐こい猫たちが、いつも散歩のお供をしてくれる。但し、自分のテリトリーないですが。
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ちょっとビビリな子もいたけど、
オヤツの魅力には勝てずに挨拶に来てくれます。
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島全体が猫たちのお家という感じです。
勝手に自分のお家に連れて帰る人が時々いるようです。
可愛い子がたくさんいますが、
この島の猫は、島というお家にいる猫さん達だなと思いました。猫ちゃんも仲間と引き離されて可哀想です。ほとんど都会の位置付けでは、野良猫になるのかもしれませんが、名前をつけている方もいました。島民の方々が可愛がっているので、猫ちゃん達は幸せそうです。
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来島時には、持参の餌の食べ残しが置きっぱなしにならないように、
イノシシがそれを狙って、街中に出没中。
絶景と言う神社への山道も怖くて登れなくなっていました。
私より先に気が付いた大人のイノシシは、
人間を怖がって逃げていくけど、
うりぼうは自分も猫のつもりみたいなので、
『あんたは猫じゃない!山にお帰り!』と脅かしてみました。
人間怖いって思ってくれないかな。
愛猫を亡くしてもうすぐ100日…
猫のいない毎日がつらくて、保護猫譲渡会を始めて覗いても、
「どの子がいいですか?」と聞かれて戸惑うばかり。
今まで猫が私のもとに来てくれて、選んだことなんてなくて、
「私は本当に猫と仲良くできるのか?」と自信を無くしていました。
行ってみたかったホステルに、猫に会うために訪れた島旅。
ゆるく猫たちを見守る島の人々と、
フレンドリーな島猫たちが私を温かく迎えてくれて、少し自信が持てました。
このまま住んでしまいたいくらい、
素敵な時間が流れていました。
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楽しい猫との時間が、
これからも続きますように。