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お正月くらいはゆっくり…なんて無いな…と気づいたけれど、人生で1番楽しい正月を年々更新してることにも気づいた正月。

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末の寒波にすっかり挫けて引きこもり率が急上昇中。人間歴4年の我が子と母暦4年の私のお正月の話です。

師走とは名の通り本当にやる事が湧いて出る。師走といわず10月頃からか?「家庭」「仕事」「保育園」「4歳児」全てのカテゴリーが急に慌ただしくなり子供の風邪オプションから更にご家族全員スペシャル特典!も付いてきてくれたお陰で秋の記憶が無い。柿は栗は食ったっけか?

年末年始のお母さんウンウン案件だろう。

いつ寝たか起きたか分からないような朝にTo-Doが山盛りになったスマホを見た日には「もう幾つ寝るとお正月」と自分を励ましてから1つづつ消化した。

そんなお正月も「手土産買っておかなきゃ」「お年玉いくら包めば?」「多すぎ?少なすぎ?」「何日に何処へご挨拶?」「そもそも集まって良い?」「私この格好しかないが?」と…苦手な気を使う面々が増えてきた。

「もう幾つ寝るとお正月!」
せめて正月で家にいられる時は大好きなお笑いや歌番組をゆっくり見よう。そうコタツで大好きなミカンとベビースターを食べてる自分を思い浮かべ12月半ばようやく家族全員の風邪が治った。

引いて移って治って引いて…を繰り返し過ぎたせいか全員が無症状の状態を“奇跡か?”と錯覚した。「え?耳鼻科は?」と最近通ってないけど大丈夫なのか4歳児さんが気にしてくるほど。

みんな元気に(奇跡的に)年末がやってきた。

「大晦日ってなあに?」
「お正月ってなあに?」
「良いお年をってなあに?」

ようやくサンタシステムを理解したばかりの4歳児には正月システムがまだ難しい。でもいつもと違う雰囲気には気付いたようで我が家には寒波到来と同時に質問の大嵐もやってきた。

何となく娘なりにお正月システムを解釈したようで寝る前の「おやすみ」が「良いお年を♡」に変化した。

迎えた元旦。
先に目が覚めた娘が「ママ おめでとうございます」と言って起こしてくれた。やけに早起き。日めくりカレンダーをべリっ!としたかったからだ。

元旦は夫の実家でゆったり楽しいひと時を過ごし夜は自宅でゆっくり。

さぁ。ゆっくり!いよいよ!
お笑い番組をみよう………!!!

ところが5分も経たずに気づいた。4歳児と同じ室内でネタを集中して聞くのは無理だということ。

「今から面白い事はじまるみたい!」と言っても“ん?”と注意を向けるのは30秒程度だろう。

「へどろまんめ!」と言いながらスーパーヒーローになって攻撃してきたり、ママ!変身よ!と急に振られて「ムーンプリズムパワー!!」って咄嗟に声を張ると「は?何それ?」とポカン顔で見つめられ変身指導を受ける事になるし、先日見たSASUKEを私の体をよじ登って再現してきてSASUKEチャレンジ失敗と共にお楽しみのベビースターが床に飛び散り「あ!いっけない!」と言いながら猛スピードで拾いながら口に吸い込んでいく4歳児がいるのだから。

お笑い…頭に入らねぇ…!

歌ならどうだ!と思ったけれどこれもまた同じようなもので最後まで聴き入ることは難しい。

気付けば家族3人でアニマルプラネット見て過ごしてた。我が正月感どこいったんかな?

お正月くらいはゆっくり…なんてものは無いと気づいた。

諦め定例通りの時間に布団に入り娘を寝かし付け始めた。すると「ママおめでとうございます」と新年の挨拶再び。「ママ 今年も美味しいごはん作ってね。いつもエラいね。」と微笑んできた。

さっきまでSASUKEごっこで私の身体中を踏み歩いてた4歳児。その4歳児の優しい笑顔と言葉になんか色んなものが救われ嬉しくてちょっぴり泣けた。

ぎゅーっと娘を抱きしめて
「嬉しくて涙出ちゃいそうよ」って娘に話すと。「ふふふ♡たくさん泣いてもお姉ちゃんにはなれるから気にしないで良いのよ♡」と、普段泣きべそ4歳児に掛けてる言葉をそのまんま頂いた。

やってる事、言ってること、興味を持つ所、全部が楽しくて、今年のお正月最高に楽しいと気づいた。

お正月システムをよく理解していない4歳児。明日も日めくりカレンダーの為に早起きして「おめでとうございます」で起こし寝る前に再び「おめでとうございます」「今年も…」と言ってくれるのだろうか。

寝る前のご褒美の言葉、しばらく続いて欲しいから“おやすみ”の代わりに“今年も仲良く過ごそうね”と催促に声掛けしそうです。

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