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フィンランドのPREHISTORIC ANIMALS『FINDING LOVE IN STRANGE PLACES』レビュー

フィンランドのプログレッシブ・ロックバンド、PREHISTORIC ANIMALSがリリースした『FINDING LOVE IN STRANGE PLACES』は、本当に素晴らしい作品です。このアルバムは、聴けば聴くほど引き込まれる深さと、思わずうなってしまうような音楽的なこだわりが詰まっています。

このアルバムのテーマは「不思議な場所で見つかる愛」。曲ごとに違ったストーリーが展開されながらも、どこかで全部がつながっている感じがするのが魅力です。プログレッシブ・ロックらしい凝った展開はもちろんのこと、ポストロックっぽい空気感やアンビエントの静けさも混じっていて、聴いていて飽きる暇がありません。

正直なところ、日本ではこのバンドがまだあまり知られていないのがもったいないと感じます。こんなにクオリティが高くて、しかも感情に訴えかけてくる音楽を作るのに、もっと注目されてもいいはず。彼らの音楽は、全体で一つの世界観を作り上げるタイプなので、ぜひアルバム通して聴いてほしいです。

おすすめの曲

  1. "Echoes in the Void"
    イントロから一気に引き込まれる曲。シンセとギターの掛け合いがかっこよく、歌詞も胸に刺さります。

  2. "Strange Places"
    タイトルにもなっているこの曲は、アルバムの軸になるような存在感。メロディとボーカルが絶妙に絡み合っていて、じっくり聴きたい一曲です。

  3. "Through the Eyes of a Stranger"
    少し落ち着いた雰囲気のアコースティックな曲。シンプルだけど、歌詞の持つメッセージ性が強くて印象に残ります。

  4. "Infinite Tides"
    アルバムの最後を飾る壮大な一曲。ダイナミックな演奏が圧巻で、終わった後にじわっと感動が湧き上がります。

全体の感想

『FINDING LOVE IN STRANGE PLACES』は、音楽の枠を超えた一つの体験みたいなアルバムです。PREHISTORIC ANIMALSは、聴く人を自分たちの世界に引き込む力がすごいバンドだと改めて感じました。このアルバムがもっと日本で評価される日が来ることを願っています。まだ聴いていないなら、ぜひ一度手に取ってみてください!きっと新しいお気に入りの一枚になるはずです。

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塚本 幸一郎
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