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水腎症疑い検査入院 in ドイツ②二日目から退院まで

先日の記事からの続きです。

1日目が、検査の準備日で、二日目が検査日でした。

検査び当日、朝

早朝、5時半くらいに看護師さんが病室へやってきて、6時までに検査前の最後の授乳を終わらせるよう伝えてくれました。
5:40に寝ている娘を起こし、左右両方を授乳しました。ミルクの方が腹持ちがいいので母乳の前にあげたのですが、あまりお腹が空いていなかったのか、ミルクは受付ませんでした。

その後、娘は7時過ぎに一度起床、その後、9時くらいまで午前中の昼寝をしてくれて助かりました。隣にいた赤ちゃんは生後5ヶ月でまだまだ胃が小さい為か、すぐにお腹が空いて泣き可哀想で、お母さんが哺乳瓶にお水を入れてあげていたので、「いつもお水をあげているの?」と聞くと、「今日は仕方がなく。。」と。赤ちゃんに我慢させるのは辛いので、娘には寝ていてもらってとっても助かりました。
その後、看護師さんが病室にやってきて、9:40にタクシーで違う病院へ移動すると伝えられました。
(タクシー移動のことは聞いていなかったので、ベビーシートを用意していなかったのですが、病院からお借りできました。)

9時半過ぎ、看護師さんが繋がれていた点滴を、持ち運び可能なサイズの装置に変え病室を出発しようとすると、同室だった赤ちゃんも娘もタイミング良く(笑)大の方をした為、おむつを急いで変えて出発。

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持ち物は、途中、お水をあげる場合は哺乳瓶を。その他、おむつなどは看護師さんが用意しているので必要なしと伝えられたので、お水はまだ飲ませていいない娘でしたが、検査後、すぐにお腹を満たしてあげられる為+長時間の授乳間隔で胸が張るだろうと思い、手動の搾乳機を持って行きました。

検査する病院へ到着

検査する病院に到着すると、タクシーは8人乗りの大きな2台で、私と娘は二人で一台に乗って移動していた為、いつの間にかタクシーに乗る前まで同行していてくれていた女性の看護師さんではなく男性の看護師さん2名に入れ替わっていて、ベビーシートに乗せた娘を持って運んでいてくれたり、とても心強かったです。

病院は、小さなクリニックのような造影機械を備えている所でした。
まず初めに、娘より小さい赤ちゃんの方が検査室へ案内され、私とお腹を空かせた娘は、ここから約1時間半、ロビーで待機することになったのですが、そんなに待つことを聞いていなかった(検査は10時から、20分くらいで終了すると聞いていた)為、泣く娘を縦抱きにして立ったままあやしているのがとても長く感じました。(ここでも、立ってあやしてさえいれば、お腹が空いてもギャン泣きすることもなく、助かった母です。ありがとう、娘よ!)
途中、移動用の点滴が切れて、受付の方に看護師さんを呼んでもらい、補充んしてもらいました。その際、娘側のチューブが赤くなっているのを発見。これは血だと思い、看護師さんに「これは赤くなっているけど、血?」大丈夫かしら?と確認。「あ、本当だ」と直してくれました。

検査室へ移動

1時間半後、11時半頃にやっと検査室へ通され、造影台の上に娘は寝かされ、まず寝かせる薬を、手の背に確保されたルートから注入され、ウトウトはし始めましたが、しぶとい娘は「そう簡単に寝ないぞ!」とばかりにジタバタ。何本も打たれ、やっと眠りにつくと、今度は白い液体の眠り続けさせる点滴をされます。この点滴は、造影中、ずっと注入されています。
子供の場合、造影中、じっとしていられないので、鎮静剤を打つようです。

それに加え、心肺や血圧を観察するモニター、そして万が一の時にすぐに酸素を遅れるよう、経鼻酸素カニューレ(鼻に装着されるチューブのようなもの)を装着されます。

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ドクターが来て、検査方法について説明を受けます。
赤ちゃんを眠らせ、体にレントゲン写真を撮るよりももっと微量な放射性物質を点滴ルートから入れその流れを造影で30分〜1時間の間造影するとのことでした。赤ちゃんの場合、1時間の造影になることがほとんどとのことでした。
検査ってどんなものなんだろうと少し不安に思っていたので、なんだ写真を撮るだけねと肩をなで下ろしました。
説明を聞き、書類にサインすると、ドクターが放射性物質を注入していき、造影開始です。

造影検査はやはり1時間となり、その間、看護師さん達が随時モニターを監視していてくれます。

1時間の造影が終わると、眠り続けささせる点滴は外され、昨日から点滴しているものに最後切り替わり、心肺と血圧のモニターは引き続き継続したまま、入院している病院へ戻りました。鎮静剤が効いていて、病院に着くまで寝ていてくれました。

戻ると時間はもう14時。8時間も何も口にしていない娘は相当お腹が空いていたと思いますが、泣き叫ぶこともなく、良く耐えてくれたと思います。私の胸も張ってしまって限界!一目散に授乳しました。

ドクターから検査結果を聞く

14時半、ドクターや看護師さんが5名ほど病室にやってきて、検査結果について話してくれました。検査が終わって病室に戻ってからほんの30分。とっても早い検査結果です。

娘の右の腎臓は、腎臓出口に少々狭くなっている部分があり左ほど流れが良くないものの、左右の腎臓は五分五分で機能しているとのこと、手術は必要ないという結果でした。

検査後、一晩病院で過ごす

鎮静剤の経過をモニターする為、検査後は一晩、心肺と血圧測定の機器に繋がれたまま一晩過ごします。これが寝かしつけの時に邪魔で邪魔で^^;

翌朝は7時半にドクターが病室へやってきて、心肺血圧の異常がなかったか看護師さんに確認をし、帰宅許可が出ました。

すぐに身支度をして、8時半には病院をあとにしました。

まとめ

ドクターは二人、一人は問題は見受けられないと診断していたのですが、もう一人のドクターが念のため検査をした方が良いという診断した為の今回の検査入院でしたが、更に精密な検査を受けることにより、より結果が明らかになって検査を受けて本当によかったと思っています。

水腎症は、赤ちゃんの先天的な疾患で、珍しいものではないようですが、いざ、我が子に何か問題があるかもと思うと心配に思うものです。

3ヶ月後に再度経過観察となりましたが、今後、成長の過程で狭くなっている部分が開いたらいいななんて夫と話しています。

異常、お子さんがドイツで水腎症と診断されて、検査をされるお母さん方の役に立てれば嬉しいです。


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