昨今の数々の性にまつわる問題は本質的には女性の抑圧問題なのではないか。
私はこれまでも種々の問題を自分なりに考えてみたけれど、要するに現代のフェミをめぐる問題は女性の性欲が過度に抑圧されていることの結果なのではないだろうか。
もし、女性がもっと性に奔放、それは夜職やマッチングアプリを通してヤリまくってるというのではなく、単に表で性欲発露できるのならあらかたの問題は片付いてしまうのではないか。
例えばエロポスターが貼ってあって不快だという話も根本的には性=悪という教条主義から逃れられないからだ。
性の発露は別に悪でもなんでもないとすれば、このポスターに関しても不快感も、またなんの批判を加える必要もないだろう。
また性犯罪にまつわる話も性欲=悪を離れることでもっとまともに議論ができると思う。
インターネットで繰り広げられている男女論などの男女の争いもまた、女性の性欲がもっと男並に下品で汚いものであればあるほど減るだろう。
要するにいつまで経っても、2024年になっても女性は性欲と正しく向き合おうとしない、それは個人はやっているかもしれないが、社会全体としては逃げ続けているというのが最近になって私の思うことである。
もちろん女性の性欲と男性の性欲には非対称なところがあるだろう。
それにしたって本当のところはわからない。女はそういうものだ、という社会通念のもと抑え込まれているところが多分にあるに違いない。
私がセルフプレジャーとかフェムテックみたいな言い方がすごくむず痒いと感じるのは正にそういう言い方をしなければ、女性は性欲を発露できないということを端的に表しているからである。
抜くとかシコるみたいな言葉を使わず、上品で洗練されたような言い方をする。そうやって綺麗にしなければたかだか1人で処理することさえ憚られる。
そんな逃げの姿勢が全ての問題に繋がっている。