オハフ61形のイラストを作成しました！【国鉄60系客車】
こんにちは！ ぐすたふです。
表題の通りなのですが、前回のオハ61形に引き続き、オハフ61形のイラストを作成しました！
前回のオハ61形はコチラから👇
どうぞご覧ください！
オハフ61形のイラストを作成しました！
サイドビューとなっています。
イラストはデフォルメしている箇所が多数あります。
また、図面などを入手できたわけでもないので、特に足回りなどはいくつかの写真を見比べながらそれっぽく仕上げております。
まずは公式側から。
車掌台からブレーキ用のチェーンが伸びているほか、ブレーキシリンダーなど複雑な装置が見えます。
続いて非公式側。
鉄道車両の向きについては定めがあり、緩急車の場合は手ブレーキ装置がついていない方が前位とされ、前位の右側の角が１位、左側が２位、後位の右側の角が３位、左側が４位と続きます。
２・４位側の側面から見た図（前位が左側に来る図）を公式側、その反対を非公式側とも呼びます。
着色してみた！
デジタルで着色してみました！
今回は、公式側のイラストに着色のうえ、軽くウェザリングを施しています。
オハフ61形・国鉄60系客車とは？
オハフ61形は、国鉄60系客車に属する、三等緩急車です。オハ61形と対応する形式で、1950年から795両が改造されました。
旧型客車は緩急車の方が長生きする傾向にあったようで、イラスト作成のために調べたところ、編成の記録も写真などの資料もオハ61形より充実していました。オハ35系などが中心の編成の端っこにしれっと混ざっているイメージがあります。
60系客車は、1949年（昭和24年）より、木造客車の車体を鋼製のものに改造することで生み出された車両たちです。
当時、国鉄の客車は6割以上が木造で、その構造的な弱さゆえに大きな事故が発生するようになっていました。
しかし、戦後すぐの厳しい状況下で、鋼製の客車をすぐに新製することは厳しい。そこで、従前より使われていた木造客車の車体を、鋼製のものに載せ替えるという改造が行われました。
台車や台枠は木造客車のものが流用されましたが、車体はそれまでとは異なる完全切妻構造が採用され、車掌室もデッキより車端側に配置されています。客室窓も、オハ61形以降は1000mm幅に広げられました。これらは、後のスハ43系などにも引き継がれている構造です。
一方で、輸送力が重視されたため、シートピッチは木造客車時代とほとんど変わらない1335mm幅とされ、オハ35系やスハ43系と比べてボックスがひとつ多くなっています。座席の背ずりも木製で、乗り心地としてはつらいものがあったのではないでしょうか。……