怒りをコントロールする方法
怒りには、多くのデメリットがあります。身体の免疫力が下がる、周りから幼稚だと思われる、敬遠されるなどですね。
以前、「怒りは敵と思え。」という投稿で怒りの源泉について書きましたが、(https://note.com/gussan_t/n/nb32aa28fce1f)
今回は怒りをコントロールする方法です。
まず、怒りのメカニズムとしては、まず脳の大脳辺縁系が「カッとする」「イラッとする」反応を起こすのですが、大脳皮質がちょっと冷静に考えるんですね。
例えば屈強なプロレスラーに殴られて、大脳辺縁系が「カッとした」としても、大脳皮質は「いや、勝てないからやめとこう。」とストップしてくれるのです。
つまり大脳辺縁系がアクセル、大脳皮質がブレーキの役割となっています。
これを踏まえた上で、怒りをコントロールするには次の3つが効果的です。
1)3秒深呼吸
ブレーキ役である大脳皮質は、酸素が多くなるほどを活性化します。なので、イラっとしたタイミングで3秒か深呼吸をすることで大脳皮質に酸素が多く運ばれて自然とブレーキをかけられるようになります。「イラッとしたら深呼吸」ですね。
2)口や胃への刺激
口や胃へうまく刺激を送ることで、怒りモードをオフにすることができます。
まずおすすめは、甘いものを食べることです。甘いものを食べると血糖値が上がり、よりポジティブな気分、無邪気な気持ちになれるといわれています。ちなみにイタリア人は怒りを感じたらジェラートを食べる習慣があるそうです。
また、冷たい飲み物などを飲むこともお勧めです。
「頭を冷やせ」という言葉もあるとおり、冷たいのもので脳と胃を刺激することで怒りを抑える効果があるそうです。
怒っている状態は、交感神経が働いている状態ですが、何かを食べて胃を刺激することで副交感神経が優位になるといわれています。
3)待ち時間を自分時間にする
怒りの原因として、「待たされる」というのがあると思います。
人との待ち合わせで待たされる、レジで長蛇の列、車の渋滞など、このような状態がなぜ怒りを引き起こすかというと、自分の時間を無駄に奪われているという感覚があるからです。
なので、本を読むとか、スマホで必要な検索をするとか、メールを返すとか、そもそも別の時間で自分がやるべきことをやってしまえば、「ついでに待っている」状態になり、時間の無駄になりません。
待ち合わせでちょっと早めに行って、本を読んで相手を待つと、自分の焦りや遅刻する負い目も感じませんし、一石二鳥ですね。