ミスの原因は3種類しかない。
仕事をする上で、「ミス」への対処というのはどの業界でも共通した課題ですよね。
ミスには「原因の違い」があり、それは3種類に分けられます。
1)知らなかった。2)できなかった。3)気づかなかった。
です。
例えば、「新人社員が月末に顧客へ請求書を発行する」という業務で考えてみましょう。
これができなかった場合、
1)知らなかった:請求書を発行しなければならないことを知らなかった。
2)できなかった:請求書を作ることができなかった。
3)気づかなかった:月末に発行することを忘れてしまった。
の3つが考えられます。
そして重要なのは、ミスの原因によって対策が異なるということです。
1)知らなかった、については、研修や教育、情報共有などによって、「知っている。」という状態にする必要があります。
2)できなかった、については、スキルや能力の不足であり、エラーのニュアンスが近いですね。その処理ができるようになるように能力を訓練する必要があります。
3)気づかなかった、については、気づいたり思い出したりするための仕組み(リマインダーなど)が必要です。
ミスが起きたとき、その原因が3つのうちどれにあたるのか、それを正しく把握することが大切です。
それを取り違えていると、対策の種類を間違い、全く意味がありません。