魚の釣り方を教えよ。
新人さんから質問がありました。
「すみません、所得税の額ってどうやって決まるんですか?」
「ああ、それはね。」と言って、ネットから所得税税額表をダウンロードして説明しました。
後日、「すみません、社会保険料の額ってどうやって決まるんですか?」と新人さん。
「ああ、それはね。」と言って、ふと気づきました。
これはあれだ。あの魚のやつだ。
老子が言ったとされる言葉。
「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る。」
お腹を空かした人がいたとき、魚を与えれば、その人は空腹を満たすことができます。
でも、また次にお腹を空かすと、魚をねだることになります。
そのままでは、魚をもらい続けなければ生きていけません。
しかし、その人に魚の釣り方を教えてあげれば、その人は他人に頼らずとも空腹を満たし続けることができるのです。
「ああ、それはね。」と言って、ネットで「自分で情報を探す方法」を教えてみました。
さらに後日、「すみません、雇用保険料って、、、、あっ!」と言ってパソコンに向かう姿がありました。
自分でやってしまう、答えを渡してしまう、そうすることでその場は早く解決します。
でも、「魚の釣り方」を伝えることで、次からは一人で解決していくことができます。
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