みんなちゃんとしてるんだから、あなたもちゃんとしなさい？

｢みんなちゃんとしてるんだから、あなたもちゃんとしなさい。｣と、親が子どもに言い聞かせてる風景をよく見かけます。日本という国です。

これに対し、インドではこんな風に言うらしいです。
｢あなたもダメなんだから、他人のダメなところも許しなさい。｣
他人を許す。承認する。これは一人ひとりの違いを容認し、多様性をそのまま受け入れるということなんだと思います。

例えば、自分が｢ちゃんと｣してたら、この２国でどんな違いが出るのでしょう？
日本の教えでは、｢自分がちゃんとしてるのに、あの人はちゃんとしてないじゃないか！｣という批判に繋がるような気がします。
でもインドの教えでは、自分がちゃんとしてたとしても、他人の批判には繋がらないように思います。
インドの教えは、違いや不足を容認し、謙虚であることを求めているようにも感じます。
多様性、ダイバーシティが叫ばれ、個々の価値観が重視されてきている現在の日本。
こんなインドの教えが人間関係を柔らかく繋いでいくのではないでしょうか。
でも、日本にも実は同じような言葉があります。
「おたがいさま。」