あえて「不利な勝負」に打って出る。
ビジネスにしても、何にしても、人は一人では成し遂げられません。
人それぞれ、得意・不得意があり、得意な人に任せたほうが当然うまくいきます。
つまり、応援が必要なんですね。
では、どういう人が応援してもらえるのでしょうか?
「応援してもらえる」と聞くと、キングコングの西野さんが思い浮かびます。
芸人から一転、突然絵本を描きだし、挙句「ディズニーを倒す!」と。誰もが無謀だと言う挑戦に、本気で立ち向かう姿を見て、ついつい応援してしまいます。その「応援」は国内最大のオンラインサロンという形で結果に出ています。
つまり、「応援してもらえる人」は、あきらかにその人の現状のレベルを超える大きなものに立ち向かっている人なのでしょう。
簡単なこと、容易なことに取り組む人を応援したいという人は少ないと思います。
たとえば、「今日は頑張って会社まで行きます!」という人に対して、「大丈夫?よかったら何か助けようか?」という人はまずいないですよね。
でも、「今日からヒッチハイクで日本一周します!」という人がいたら、「よかったら乗せていこうか?」という人は前者に比べて現れやすいでしょう。
もうひとつは、「不利な戦い」に挑む人。
バルセロナオリンピックの柔道で、怪我を乗り越え金メダルを獲得した古賀稔彦さんを思い出します。練習中に左ひざを負傷、あまりの激痛で試合を辞退してもおかしくないほどの重症だったそうです。それなのに金メダル!奇跡の金メダルと報じられました。
ここでのギャップは「怪我をしてるのに」です。つまりそのような不利な戦いに果敢に挑んだ古賀さんをみんなが応援したんですね。
ビジネスにおいてお客さんから応援されるという状態は、ファンづくりにもつながります。
その意味では、あえて「不利な勝負」に打って出ることも必要かもしれませんね。
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