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人は3秒で忘れる。

人間の脳の「ワーキングメモリ」は思いのほか小さいと言われます。
何か依頼され、メモを取る前に別の電話に出たりすると、きれいさっぱり忘れている、ということってありませんか?
電話で自分が話していて、隣の人に「最後に電話代わってほしい。」と言われ、ひとしきり話した後、そのまま電話を切ったりしたことありませんか?
僕はあります…。
それからこう思うようにしました。
「人は3秒で忘れる。」

脳のワーキングメモリは小さいからこそ、すぐに外部に記憶を移し替える必要があります。
「あれやらなきゃ。」と頭で覚えていようとせず、さっさとメモなどを取って、すぐ忘れること。
そうやって常に脳のワーキングメモリを空っぽにしておくことで、頭はクリアに回転するし、創造的なことを考えられる気がするんです。
パソコンと一緒ですね。

ただ、メモを取っても、それを見ることを忘れるというリスクもありますから、どうしても「覚えておいて、思い出す」ということが必要になる場合もあります。
そんなときに役立ちそうな3つの方法をご紹介します。

1)場所を活用する。
たとえば明日の朝、持っていくものを忘れないようにするときなどは、玄関の靴の前に置いておく。未来の自分が必ず目にするであろう場所に置く、ということですね。

2)イメージに変換する。
文字よりもイメージの方が記憶に残りやすいと言われます。例えば文字だけでズラズラとノートを取っていくより、イラストや図で書き残した方が記憶に強く残ります。
グラレコがまさにそうですね。

3)カレンダーアラーム
例えば、明日、仕事の帰りに洗剤を買いたいとします。
メモやタスクリストに書いても、それを帰り道で見るとは限りません。
なので、スマホのカレンダーアプリに「洗剤を買う」と入れ、そのメモがアラートで出るように明日の退社時間あたりに設定します。
つまり、その行動(買い物)ができる時間(退社時)に思い出せばいい、ということですね。

そうやって頭のワーキングメモリを空っぽにしておくことで、いつもスッキリした気分でいられる気がします。

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