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攻略志望動機!本選考 ver

こんにちは!ぐっさんです。

今回は「志望動機」の考え方や作り方についてまとめました。

こちらでかなり濃い目に解説していきます!さっそくいきましょうー!

※こちらは日系大手志望の方向けとなっております。内容の根拠は、1年以上就活をした私の経験、他の21卒の知り合いや20卒の先輩、社会人の方から伺ったことに基づいています。


志望動機で見られている2つのポイント

まずは、選考でどんな点を見られているかをざっくり押さえましょう。主に2つです。


①内容が個性的かどうか

②論理的に書けているかどうか(=納得感)


以下で解説しますね。

①が大切なわけとしては、企業が一番恐れていることはずばり「内定辞退」であるからですね。これを学生にされると、その学生にかけたお金や時間が無駄になってしまうことや新しい人を採用するために追加で時間とお金をかける必要が出てきてしまいます(面接枠の確保、面接官の再手配などなど)。ですので、内定を出すには応募してきた学生が「絶対に入社する」という証拠が必要なわけです。その役割を果たすものが志望動機となります(他には内定承諾書の記載とかもこれに含まれますね)。仮に、志望動機の内容がネットからのコピペだったりすると、「この子は本当にうちを志望しているのか」と当然怪しく思われるわけです。

また、日系大手は基本的に長期雇用を前提として新卒採用を行っていますから(崩壊しつつありますが)、入社後にすぐにやめられても困るということになります。ですので、面接で志望動機を念入りに確認するという話になります。もちろん内容に正解や大小はないですが、こういった側面も持ち合わせています。

次に②の理由としては、「論理的に伝えることで相手を納得させること」が入社後に必須な能力のためです。基本的に仕事は一人では出来ないため、社内関係者や社外の人、顧客を説得する必要があります。企業側は入社後に活躍する人材を欲しがりますから(利益を上げることが一番大事ですので)、その能力をあなたが備えているかどうかを「志望動機」という一つの基準を通して、評価しているということになります。

以上の2点を意識して、志望動機を作成してみてください。基本的な方針としては下記の「型」に当てはめてロジックを構築するのが早いかと思います。


志望動機の型

①成し遂げたいこと(就活の軸に該当)
②①を抱いた経験
③なぜこの業界(①を実現する手段として)
④なぜこの企業(①を実現する手段として)
⑤中でも希望する仕事

上記に関して順を追って説明します。

①成し遂げたいこと(就活の軸)
大前提として、ここには「社会に提供したい価値」が入ります。というのも、企業は社会に対して価値を提供し、その対価としてお金を得ているからです。故に、企業に入社することが目的の理由(例えば、海外で働きたいためや成長したいためなどの自分本意な理由)ではなく、成し遂げたい夢を実現する"手段"として会社を志望することが欠かせません。あと、ここの内容は選考中に絶対にぶらさないように気をつけてください(ぶらすと落ちます)。「就活の軸は何?」や「企業選びで大切にしていることは?」と聞かれたら「①を実現できる会社のみ受けています」と回答するのが良いです。

さらに付け加えると、①の内容が業界や企業の方向性、注力している事業(=収益を上げている事業)からずれると、「他の方が良くない?」となってしまうので注意が必要です。

②①を抱いた経験

ここは言葉の通りで、①を達成したいと考えた原体験を記載します。あなたらしさを一番アピールできる部分。どんなことに感情を強く動かされたのか、自己分析で探しましょう。「②を経験した~さんなら①の思いを抱くよね」と面接官に思わせることが出来ればバッチリです!

③ なぜこの業界(①を実現する手段として)

①を達成する手段には複数の業界が考えられるはずですが、その中でもなぜこの業界が最適なのかを明記。

「あなたの原体験」or「就活中に足で稼いだ情報(インターン、OB訪問、座談会などから得たもの)」で記載するのが良いと思います。

繰り返しになりますが大事なことは、①を実現する手段としてこの業界が最適、ということですね。

④ なぜこの企業(①を実現する手段として)

その業界内には複数の会社があるが、中でもなぜこの企業が良いのかを記載します。インターンやOB訪問、あなたの足で稼いだ情報を元にすると、ネット情報より説得力が1000倍増します。数字や誰かから聞いたことなど、とにかく具体性を重視するのがオススメ。

⑤中でも希望する仕事

抽象化したときに①の内容に合うとスムーズに面接官が理解できます。

例えば「◯を通して、多くの人に笑顔を届けたい」みたいな内容が①に来るのであれば、営業職志望だとキレイな流れになりますね。

あと、「学生時代に~を行ったように御社の◯職でも...していきたい。結果として、御社の更なる発展に貢献したい」と締めると良いかもです(利益拡大に追求する学生は少ないのでオススメ、他の学生との差別化にもなります)。



実際に例を用いて説明(某鉄道会社を想定)

「大切な人同士」をつなぎたいため志望する(=①)
○△部の活動を通して、人は泣いたり笑ったり同じ場所で体験を共有することで幸せを感じると考えた(=②)
そして私は、中高大と鉄道を利用して2時間近くかけて通学をしてきた経験から、鉄道という移動手段を提供することで、上記の思いを実現したい(=③)
中でも貴社は1都16県にまたがる鉄道網を有し、1日約1780万人の人の移動を支えている。故に、多くの人に新しい出会いやその場所を提供できると強く感じた。またインターンシップで...部署の○さんから「〜」というお話を伺い、御社の社員の方々と心から働きたいと考えた(=④)
中でも☆に挑戦をすることで上記の思いを達成したい(=⑤)

※あくまでも例ですので参考程度に。


上記の例の補足説明
・「大切な人同士をつなぐ」、ということに関しては、ざっと鉄道、航空、通信等が考えられますが、上記の例では②で通信を除外、③で航空を除外することが出来ています。面接でも「大切な人同士を繋ぐのは通信や航空業界でも出来るよね?」と聞かれてもこれで説得することが出来ます。もちろん、鉄道業界のインターンや他業界のイベントに参加していれば、その内容でロジックを組むことも出来ます。

・④に関しては、最後は「人」で押すのがおすすめです。なぜなら、事業は今後変化する可能性がありますが、人は不変であるためです。また、相手の専門領域ではなく個人の感情という"自分のフィールド"で意見を述べられるため、面接官も否定しにくいです(仮に業界に関する内容だけでいくと、相手はプロなので説得することが難しく、詰められて論理破綻が起きる可能性が高いです。実際に経験ありです。その時は言わずもがな落ちました。)

特定の商材を持たない業界(例えば商社など)ではここの差別化が重要だと思います。あなたの口からしか出てこない言葉及び表現で、面接ではパッション押しでいきましょう!

・ES等の内容に関しては、その業界の内定者や社員の方に添削をお願いするのがおすすめです(出来れば複数人)

・経験からすると、採用人数の少ない会社ほど志望動機の深堀りが激しい傾向にあると感じました(採用人数が数人のインフラ・数百人の金融の選考を受けた経験より)。おそらく、一人あたりの内定辞退の影響が必然的に大きくなるためと考えられます。


具体的なToDo(結局どこから考えるのが良いか)

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→方法は2つあります。

(1)①(成し遂げたいこと)→②(①を抱いた経験)→③→④→⑤の順で考える(=企業からのアプローチ)

(2)②(経験)→①(成し遂げたいこと)→③→④→⑤の順で考える(=あなたの経験からのアプローチ)

どちらでも良いですが、「とにかくまずは内定を取る」という考えの方は(1)の方法、自分の本音を大切にしたいという方は(2)の方法を選んで作成するのがおすすめです。

(1)は②の内容に若干後付感が出てしまう恐れがある(企業に合わせるので仕方ないといえば仕方ない)。(2)は①の内容が企業の方向性とずれ、内定が取りにくくなる恐れがある、といったデメリットがありますね。どちらが正しいとかはもちろんありませんので、皆さんの考え方しだいです!

(1)で考えるとすれば、まずは企業の中長期経営計画を確認。

(2)で考えるとすれば、あなた自身の経験の振り返り(特に泣いたり、笑ったり、強く心が動かされた部分)。

という流れになります。

③、④、⑤に関しては企業のイベントに参加することやOB訪問で固めていきましょう!


まとめ

1.志望動機で見られているポイントは「①内容が個性的かどうか」、「②論理的に書けているかどうか(=納得感)」の2つ

2.志望動機の型(①成し遂げたいこと→②原体験→③なぜこの業界→④なぜこの企業→⑤中でも志望する仕事)

3.具体的なToDoとしては、「成し遂げたいこと」から考える方法と「原体験」から考える方法の2つがある。


最後に

いかがでしたでしょうか。最初は難しいというのが誰しも思うことです。私もこれが中々アウトプットできず、早期選考でボコボコにされた経験があります。ですが、本選考を何度も受けていると慣れてきます。就活で場数や準備が大切というのはこういう側面があるからです。

経験を踏めば、必ず「個性溢れる」+「面接官を納得させる」ことの出来る志望動機が作れるので、ガンガンブラッシュアップしてみてください。

この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。

第一志望内定に向けて悔いの残らないように頑張ってください!!!


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