風邪の症例
こんにちは、ぐっさんです。
今日は、風邪(傷寒病)の症例を書きたいと思います。
今回の患者は30代女性のうちの嫁で、普段は当帰建中湯を服用しています。
3日前ぐらいの話しになりますが、お風呂入った後ぐらいから、右上奥歯に痛みが出てきたと寝る前に訴えてきたので、その時すぐに葛根湯を熱い湯で服用させた。
暫くすると、30分ほどでしっとりと汗をかいてきたということで、1時間ほど様子を見たところ、歯の痛みが引いているということで、明日の朝に柴胡桂枝湯(発汗吐下後病を参考)を服用するように伝えてその日に就寝することにしました。
次の日に柴胡桂枝湯を服用させたが、あまり変化がなく、夕方に、寒けがきたりましになったりというものなので、これは、往来寒熱だと考えて小柴胡湯を煎じてその夜服用させて様子をみることにした。(体温は36.8)
朝、嫁に症状を聞いたところ、少しましだがあまり変わっていないとのこと、ちなみに食欲は普通にあります。(この時の体温は、36.8〜37.1をいったりきたりしている。)
まだ半表半裏に熱が残っているので、日中は小柴胡湯で様子をみることにしました。
嫁を休めるために、私と娘で公園に行き、夕方帰ってきて、症状がだいぶましになっているとのことだったので、治療の仕上げに夕方から、柴胡桂枝湯に変更して、朝まで様子を見たところ、今朝はスッキリした感じで起きてきました。
傷寒病は、すぐに症状が変化してきますので、発汗した時点ですぐに柴胡桂枝湯を服用させておけば、よかったと思う症例でした。
非常に勉強になりました。
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