【自作語り】『亡霊を殺せ』について

毎日noteとか言いながら、いきなり昨日更新を忘れたので、今日はちょっと長めに書きます。
現在リライトを進めている作品について。

完結済みのSF超長編『名誉市長』を、電子書籍化のためリライト中です。
『亡霊を殺せ』というタイトルにする予定です（未定）。

『名誉市長』の主人公カイトウ署長は私の最愛のキャラクターなのですが。彼を動かさなくなって数年たちますので、すでに彼の動かし方を忘れています。
でもまあ、『亡霊を殺せ』の主人公は別キャラだと考えればそれでいいか、と割り切っています。

リライトのため読み返してみると、カイトウ署長は、意外と上品だったんだな、ということがわかります。「数百人殺している」「クールな顔をして意外と短気」という設定があるのですが、その割に粗野なところがまったくありません。
そういえば『名誉市長』の執筆当時、ダイレクトな殺害や暴力シーンを入れないよう、気を使っていたことを思い出しました。

しかし、二年ほどかけて執筆した『雨の中のアリス』で、異能バトルを拳で切り抜ける腕力系主人公を書いてきた今の私には、暴力シーンに対する禁忌がありません。
『亡霊を殺せ』の主人公は、平然と撃ちまくりますし、わりと軽々しく殴ります。
まあ……別キャラですから……この子はこの子ですから。

このリライト版の方も、年単位で宿題となっていますので、そろそろ形にしてしまいたいと思っています。
なんとか年内には仕上げて、次へ進みたいですね。
それより優先順位の高い作品が来れば、また後回しになってしまいそうですが。