中学受験で「早生まれ」は不利ってホント⁉中学受験に向いている子どもの特徴!の話
「また、つまらぬ物を斬ってしまった‥‥」
by 石川五右衛門(ルパン三世)
って感じで、またつまらぬ本を読んでしまった。
仕事だから仕方ないけど。
1.中学受験って早生まれは不利?
東京大学大学院教授の川口大司教授がそう言ってるそうです。
また、灘中合格者の36.4%が4~6月生まれで、1~3月生まれが14.1%ですって。
こういうのって7月から12月生まれもきちんと出してくれないとねー。
この理論が正しければ合格率は確実に4月がトップで3月が最下位ってことになるはず。
サンプル1をとりあげ、自説に当てはめる典型的だましのテクニックです。
開成・筑駒・麻布・武蔵・早稲田・桜蔭・女子学院・聖光学院・栄光学院・渋渋・渋幕・駒東など全ての難関校での20年間くらいのデータで証明しないと説得力がまるでない。
しかも、中学入試時点で3月生まれは4月生まれは、明らかに知能が劣っていると証明しなければ何の説得力もない。勉強の出来、不出来は関係ない。
12歳ともなれば、勉強をやったかどうかなんだよね。
小学1年生って実は物凄く学力に差がでる。だって、まだ6歳とかだから。6年生きてきたか、5年生きてきたかではだいぶ違う。
ここの小学1年の時点の能力で自信を持つ子が現れる(4月生まれとか)。
褒められる。
勉強やる。
自信のない子は、成績奮わない。
褒められない。
勉強は別にいいやってなる。
こんな差でしょう。
2.心の成長が早い「早熟タイプ」は国語ができる?
これって、素人および素人講師が一番いうやつですね。
心の成長が早い「早熟タイプ」は国語だけよくできるの?算数は?理科は?算数ってある規模を超えると必ず男子の方が平均点が高くなります。例外はありません。
男女の脳の作りの違いです。
全体として見たとき男子は脳が空間認知能力で優れていて、女子は共感能力と言語能力に優れているというだけです。
ある中学校で三島由紀夫の「豊穣の海」が出題されました。
素人の考察によると、「こうなってくると努力量よりも、生まれ持って定められた”脳の成長の早さ争い“になってしまいます」ということです。
そんなわけはなくて、いかに国語をちゃんと勉強してきたかが重要です(もちろん、国語の得意・不得意はあります)。
まぁ、国語あるあるですが、「心の成長」とか言う、どうやっても測れないものに逃げるパターンです。
ちなみに、三島由紀夫の「豊饒の海」が出題されたのは、
渋谷幕張中学2020年1次です。
合格者平均点は56.0と低めでしたが、決して努力量よりも、生まれ持って定められた”脳の成長の早さ争い“で勝負がつくような出題ではありませんでした。
この記事書いた人、絶対に国語素人だし問題も解いてないね。間違いない。聞きかじりで記事書いちゃってるね。
3.知的好奇心は中学受験に有利?
知的好奇心が強いことは、中学受験に有利なのは当たり前。てゆうか、知的好奇心が強いことは人生全てにおいて人生を豊かにするものでしょう。
むしろ、知的好奇心を持つようにいかに育てるかが大切でしょう。
4.競争適性がある子が中学受験に向いている
競争適性があるほうが、競争全てに向いているに決まっています。
会社における出世だってそうでしょう。
小学生に競争させるのが酷だと思うなら、中学受験をしなければいいだけです。
競争無くして人生どうやっていきていくのかは疑問だし、挑戦無くして豊かな人生はないよ。
5.まとめ
中学受験は、向き不向きじゃなくて、
「前向きか、後ろ向き」ですよ。
ちなみに、この本の紹介記事でした。
6.おまけ
理科!
植物の種子が発芽する条件は
水
酸素(空気)
適切な温度
は、あまりも常識で100%覚えてなきゃいけないけど、
発芽に光を必要とする植物もある。「好光性種子」といいます。
有名どころを挙げときます。
レタス
ニンジン
シソ
セロリ
ミツバ
ゴボウ
どこだか忘れましたが、入試で出題されています。
特に神奈川の学校では植物の知識が問われるので要注意!
※後期に向けて若干名の生徒を募集しています。
※個別コンサル(スポット授業)も積極的に受け入れています。