見出し画像

この数ヶ月の出来事

 慣れない大学生活に頑張り続ける毎日。授業は楽しいし、先生たちも皆優しい。

 しかし去年9月、心身の限界が来る。両親ともうまく会話出来なくなり、自暴自棄になる。
 これではいけないと思い、相談の末、近所に住む祖母と二人暮らしすることになる。
 一度は休学も考えたが、心は少し安定し、大学に通いやすくなる。

 今年に入って、自動車学校に通い始める。大学は新学期からも休み休みだが通い続ける。課題に追われる毎日。

 またしても限界が来た。5月頃のこと。精神科で適応障害と診断される。薬を処方される。なんとか父を説得して休学を選択。

 心身が疲弊しており、寝てばかりの毎日。祖母や両親に心配をかける申し訳なさ。通学していた時は自分の創作がほとんどできておらず、休み始めてからもなかなか手がつけられない。

 7月、家で歌を練習し始める。実は8年近く歌の教室に通っているのだが、家ではほぼ練習をしていない。マスク生活により肺活量が落ち、思うように声が出せなくなっている。(もともとの引っ込み思案のせいでもあるが)
 歌声を録音しながらほぼ毎日練習することで、声が出せるようになり、気持ちが楽になる。

 同時期から、自分が話している様子を録画するようになる。寝起きと寝る前に1本ずつ。その日の予定、その日あった事を話す。誰にも見せず、自分だけが見るために。自分の声、話す間、ありとあらゆる表情を、くまなく観察してみる。だんだん自分を客観視して、他人事のように面白がれるようになる。

 勇気を出して演劇のワークショップに行ってみる。人前で大声を出す。一日で疲れ果てる。
 人形作りを再開、絵もたくさん描き始める。インスタも恥ずかしがらずに投稿を続けてみる。

 それまでの自信のなさがどんどん減っていく。私の人生20年に及ぶ、何かの呪いから解放されていくような時間。

 休学していなかったら、解決法を探らなかったら、どうなっていただろう。


 9月半ばから復学する。自動車学校にも行かなければ。まだ体力は回復したとは言えないが、何かが大きく変わっているから大丈夫な気がする。無理せずに行く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?