noteを始めたきっかけ
初めての投稿なので、ここに書いてみようと思ったきっかけについて書き残しておこうと思う。
最初にまず伝えておかないといけないことは、私は決してお化けが見える訳では無い。
(私がお化け、という表現を使うのは、霊という言葉を発した瞬間とても恐ろしいものに思えるからであり、文字だとしても中々難しいので子供っぽく思えたとしてもそこは許していただきたい。)
そして極度の怖がりであるが、土着文化や信仰、それに纏わる怪談が昔から大好きだ。
これは非常に相反することに思われるかもしれない。
しかし数年前に何故そういう話を収集するのか、と問われた際に初めて気付いたのだが、私はどうやらその起きた事象よりもその後どう収束したかに重きを置いて話を聞いている。
怖がり故に、もし自分がその当事者になってしまった際どう躱せば良いのか、そしてその方法について、を自分でも気づかないままに収集していたのである。
そしてその繋がりもあって大人になり交友が復活した高校時代の友人と話していた時の出来事である。
話している時にどうも私と話した時のことを言っているようなのだが私の記憶にはそれがほんの少しも残っていない、話がどうも噛み合わない、ということがあったのである。
自分で言うのもなんだが、物覚えは良い方だと思う。と言うよりも誰も覚えていないようなどうでもいい細かなことまで記憶していることが多い。
忘れていたとしてもいつもなら少し話せば詳細に記憶が甦ってくるのだが、どうにもその高校二年生辺りの記憶がごっそり抜けているのだ。
因みに話さないと気付かないような事なので全く日常生活には全く支障はない。
何の気なしに家族に話してみたところ、妹が、
「あー、あの時よく取り憑かれて大変な時じゃなかったけ?」
と言い出したのである。
勿論私にそんな記憶はない。
母に聞いても姉に聞いても、あー、あったっけ程度の反応であり、詳細については誰からも得ることが出来なかった。
それを聞いた私の頭の中はというと、ど、どーしてそうなった?!なんそれ?!状態である。
むしろ取り憑かれるなんて日常的なことでもあるまいしそんなみんなうろ覚えなんてことがあるのだろうか。
確かにその頃色々あったのだが、私の中ではそれは精神的なものであり所謂ティーンネイジャーの葛藤というか社会への反抗というかまあそういう類のものとしてしか記憶していないのである。
世間一般的に若者が通る道とでも言おうかまあ最後の反抗期というかそれはどうかお察しいただきたい。
その頃漠然と見ていたものを思い出す機会があった。
フラッシュバックのように突然記憶が甦ったのだ。
私はその頃“それ”を大層恐れていた。
そんなに恐ろしかったものを綺麗さっぱり忘れていたのである。
“それ”についてはまた別の機会に詳しく書いておこうと思うが、“それ”はどうやら私のルーツに深く関わっているようであった。
実は高校時代、友人に勧められて日記を書いていた。が、どういう訳かその日記帳も紛失しており、その頃の詳細については最早知る術が無くなってしまった。
とまあ、長々と書いてしまったが、そういったこともあり、そして丁度これまでを振り返ってみようかというタイミングも重なったのでここに書き残しておこうと思った訳である。
そして私自身でもよく分からないことも多いので、ご縁があって読んでくださった方が何か知識を持っていらっしゃるのであればどんな些細なことでも教えていただければありがたい。
そして何か誰か知っていれば、という気持ちもあり地名についてはそのまま実際の地名で語らせてもらおうと思う。
この点については個人的体験ということでそこが悪い土地だとか良い土地だとかというつもりは一切無く、あくまでも個人的に、私個人にとって、ということでどうかお許しいただきたい。
2023.9.12(火)
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