枕返しという妖怪を聞いたことがあるだろうか。 それの激しいバージョンなのか、という少し変わった体験をしたことをまたふと思い出したので今日はその話を聞いて頂こうかと思う。 まず一つ目。 これはその日に何があったのか全然覚えていないのだが、夜寝ていた時に起こったことである。 急にふと目が覚めた。目が覚めたが目はまだ開けてない状態だったと思う。 その瞬間物凄い勢いで敷布団が引っ張られた。 感覚的に言うと、時代劇などで殿様が座っている大広間の端から端までをジェットコースターくらいの
さて、煙について先日書いたので今日は似たような話で塩の話をしてみようかとおもう。 不思議な話を収集していて時々思うのが、誰かにとっての魔除けが誰かにとっては引き寄せてしまうものになる、ということは少なくないのだなあ、ということである。 先日の煙の話もそうであるし、本日のテーマ、“塩”についてもそう思うことが多々ある。 私は昔から良くない場所へ行ってしまった時やちょっとおかしい時などは帰宅時に塩を舐めさせられる。 そして家へ入る前に自分の体に撒いたりもする。 ただ、考え
さて、私は普段接客業をしている。 そこで本土出身のお客さんに、 “沖縄の人って紙巻タバコ率めっちゃ高くないですか?” と唐突に質問されたことをふと思い出したので今日は煙草に纏わる話をしてみようかと思う。 私は専門学校にも当たり前のように喫煙所があったり、映画館もまだまだロビーで喫煙可能な時代も過ごした世代なので同世代には喫煙者も多かった。 そこで冒頭のお客さんの質問でふと気付いたのだが、確かに言われてみると少なくとも私の周りの喫煙者は未だに紙巻タバコ勢が圧倒的に多い。 まあ
先日の見越し入道でまたふと思い出したので、 本日はこちらの話を聞いていただこうと思う。 今から数年前の話である。 と言っても多分見越し入道と同じくらいの時期だったのではないかと思う。 その日は浦添で友人と焼肉を食べていた。 (後々距離が大事になってくる話なので詳しく地名を載せさせてもらう。) 食事が終わり、またもやそのまま帰るのもなーと話していると友人が、 “コロナ禍でやることも無いし、前やってたカニ釣りをまた始めようかと思っている。 以前父親と行っていた漁港に下見に行
時系列順に話すとなるとどう繋げていけばいいか分からなくなりそうなので、ふと思い出したことから話していこうと思う。 これは多分もう三年ほど前のことだろうか。 コロナ禍で飲みに行くのが制限され始めた頃だったと思う。 その頃はまだ外で話すくらいは大丈夫か、という感じだったので近くの公園で友人と会っていた日のことである。 そこの公園は0時になると街灯が全部消えてしまう。 いつもなら平気なのだが、その日は街灯が消えた瞬間にどうもなんともいえない恐ろしさが襲ってきて、ほぼ同時にお互
初めての投稿なので、ここに書いてみようと思ったきっかけについて書き残しておこうと思う。 最初にまず伝えておかないといけないことは、私は決してお化けが見える訳では無い。 (私がお化け、という表現を使うのは、霊という言葉を発した瞬間とても恐ろしいものに思えるからであり、文字だとしても中々難しいので子供っぽく思えたとしてもそこは許していただきたい。) そして極度の怖がりであるが、土着文化や信仰、それに纏わる怪談が昔から大好きだ。 これは非常に相反することに思われるかもしれない。