【入学おめでとう🌸】小一プロブレムについて
小一プロブレムってなあに?
さて!
新学期が始まろうとしています!
みなさんは小一プロブレムってご存知ですか?
保育園・幼稚園を卒園した後、子どもたちが小学校の生活や雰囲気に馴染めず、落ち着かない状態が長期的に続くことを指し示す言葉です。
これは、主に以下の要因により発生する問題と言われています。
過ごし方にギャップが生まれるから(あそび中心からお勉強中心へ)
指導者(先生)の目が行き届きにくくなる
集団行動が増える(遊びから抜け出したら仕方ない)
うーん。
小一プロブレムが起こる背景って、本当に以上の3つだけなのでしょうか?
これが起きる背景って、子どもの中の変化ではなく、環境や大人の在り方が子どもに大きく影響を及ぼしています。
てか、その問題って本当に小一になって突然現れたものでしょうか?
その前から実は不適応行動が見えてませんか?
大人の余裕のない生活は、子どもの不安の種となってませんか?
生活習慣や対人スキル、学校に入るまでにたくさん遊んできましたか?
これを踏まえて、(私が個人的に)小学校に入学するまでに家庭でやっておくと、子どもたちが学校にポジティブなイメージで入学できると思うことを挙げます。
1. 自他に対する信頼感
「自分ってまぁまぁいけてる。大丈夫」みたいな自己肯定感。
困った時、不安な時に「大丈夫」を積み上げてくれる大人がそばにいること。
2. 生活習慣を整える
朝ごはんを決まった時間に食べること、整理整頓を普段から意識すること、挨拶をすること。
これが意外と難しい。
でも、これが個人でできるって大事です。
幼稚園や保育園の集団の中だけでなく。
3. たくさん遊ぶこと!
自分の好きなものを見つけることです。
見つけられなくても、探すこと、考えること。
人でもいい、車でもいい、魚でもいい、排水溝でも換気扇でもいい。
家の中でも外でも公園でもスーパーのなか、どこかにあるから。
あのね、好きなものは取り上げないでください。
絶対に。
これは、生きていく糧になると断言します。
4. 家庭で“しつけ“をすること。
保育園や幼稚園に任せすぎず家庭でも担うこと。
「〇〇やりなさーい」と叱る躾ではありません。
大きな環境の変化にさらされても、教えられたことを素直に吸収できたり、ある程度の我慢をする「経験」を積む機会を提供するというしつけです。
あとは、幼保と家庭、小学校の連携です。
この時代、多様な家庭がある中で、上記のうちのどれか1つだけで全てを解決することは、非常に難しいです。
特に発達特性からくるお子さんは、本人がとっても苦しい状況に立たされることが多いですね。
でも、全員の共通言語の中で認識するときっとその子はチョットかもしれないけど楽になる。
私は、プロブレムって言葉が、いかにも問題っぽくてなんだか嫌いです。
それも本人たちが困っているはずの問題が、世間の(大人都合の)問題にされてるっぽくて、すっごく嫌ですね。
名前をつけたいなら、もうちょっとポジティブにしてほしい。
知らんけど。
小一コネクシングとか。
新しい環境への期待、でもそれは同時に不安も伴います。
そんな気持ちを受け止めながら、「楽しんでおいで。でも困ったら帰っておいで。」くらいの余裕で、子どもたちを新しい環境に送り出せるといいですね。
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