冬至のころに木を飾るとか、春の訪れの日にお守りを身に付けるとか
基本毎週末更新のはずが、滞っててあれですが💦
昨日、友達に送ってあげたい雑誌があって、おくりものの季節だし、ちょっとしたプレゼントを同封したいな、と思ったら、手が動き出しました。前に削ったサクラのスプンの端材を水に放り込んどいた中から出して、ちまちま削る。。。
だいすきな友達が昔くれた、ルーマニアで春の訪れを祝う日にプレゼントとして送り合うという「マルツィショール(Mărțișor)」(紅白の紐が結いてあるチャームのようなもの)をお手本に、削ってみた。
小さいので意外とちまちまやるのに気を使うー💦 でもたのしい。。。
ルーマニアの人がマルツィショールを送り合うのは3月1日だそうで、送られた人はこれを胸に付けて3月末まで過ごすんだそう。おまもりのような機能があって、身に付けている人は丈夫で健やかでいられると信じられており、3月末日になったら外して果樹の枝に結ぶ、というのが習わしだそう。(現代では友情や親愛のしるしとして送り合うようになっているらしい。)
私がいただいたマルツィショールは木彫りのものだったけれど、さまざまな素材でつくられているみたい。紅白のウール糸を結ぶところは共通しています。
ブルガリアにも似たならわしがあって、ブルガリアだと3月1日から身に付けて、その年最初のコウノトリか、ツバメか、花の咲いている木を目撃したら外すそうです。
自然とのつながりを感じられる習慣だなあと思います。
春はまだまだ先なので、とりあえず今回削ったものは、冬至の季節のオーナメントとかに使ってもらえたりするかも😊と思っていたら。。。
相方が「生徒さんがこれくれたー」と持ち帰ってきた「クリスマス・ブック」という本型のチョコの中に、ちょっとしたクリスマスについてのお話が格納されていて、そこに書いてあったことに感じ入りました。
「クリスマスに欠かせないものといえばクリスマスツリーです。そのはじまりにはいろいろな説がありますが、今日のように木を飾るクリスマスツリーが誕生したのは16世紀ごろのドイツで、『木の精霊を呼び戻す』という祈りを込め、花も実もない木ににぎやかな飾りをつけたといわれています」
ツリーのオーナメントには「木の精霊を呼び戻す」という役割があったと聞いて、ぐんと腑に落ちました。
マルツィショールも、クリスマスツリーも、季節や自然に寄り添ってきた習わしだということ。。。😊
ちなみに、モロゾフさんから出ているこのクリスマスブック、お話以外もとても楽しい仕掛けがたくさんで、よくできています(お話に出てくる漢字にはふりがなも振ってあるし!)。しかも肝心のチョコ本体も、安定の芥川製菓♡ ここのミルクチョコは、以前からおいしくて好きでした。
みなさまも、この季節、自然の精霊たちと一緒に少しゆっくり過ごせますように😊
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ぐり と グリーンウッドワーク:https://guritogreen.com/