『撲殺ピンク』性犯罪者の闇へと立ち向かう者たちの物語【性犯罪者処刑人】
山本晃司先生が「マンガTOP」で連載中である『撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~』。この作品は性犯罪者。通称ピンクと呼ばれる者達を処刑する超悪復讐の物語です。
ジャンルで言うなら、性犯罪の闇に立ち向かうお仕置き漫画と紹介させていただきます。
本作品は広告などでも見ることが多く、少しエロく多少グロいながらも犯罪者を処刑したときの爽快感が楽しめるストーリーが話題の作品です。そんな本作の面白さを伝えていこうと思います。
・あらすじ:ピンクと闘う者たち
性犯罪者(通称ピンク)にすべてを奪われた、金髪JKの国枝愛(愛称ラブ)と金属バットを持った少年金林友(愛称キンキン)が本作の主人公である。
二人は再犯者の約7割がピンクである彼らをターゲットに、生殖器を物理的に潰していく処刑人として暗躍する。
しかし性犯罪の闇に切り込んでいくうちに、その裏にある巨大な組織の影がちらつき始める、、、
・性犯罪者が世間に社会に溶け込んでいる姿に背筋が凍る
『やつらは必ず繰り返す』この言葉から始まる物語。
性犯罪者は再犯率の高い犯罪者である。通称ピンクと呼ばれる彼らを処刑する物語である。
性犯罪者は何処にでもいる。学校の先生、大学サークル、家族を大事にする父親、元少年A。
皆社会に溶け込み、平然と過ごしている。問題を起こせば誰かが揉み消す。
そんな世界があることを知らされた。
・良心となる仲間たち
ラブの家族はピンクであった。そのラブを救ってくれたのがキンキンである。
しかしそのキンキンもピンクの被害者である。姉が被害を受けていたのであった。
ラブとキンキン2人のバックには元・組長である隆三の組織が着いている。
しかしこの隆三も孫をピンクにやられてしまっていた。
互いの事件には「道鐘男」(ドーベルマン)と呼ばれる組織が暗躍していた。
ドーベルマンは子供を妊娠させ、子供だけを奪うという行為をしている。
お互いの復讐の為に、手を組みピンクを処刑することを始めたこの組織に感情移入させられてしまう。
彼らの仲間には他にも、ラブを溺愛する女性オードリー。キンキンの兄貴的存在で、隆三の孫と仲良くしていた男性、綾知春。
この2人もピンクの被害者であり、ラブやキンキン達の良心となっている。
まだ大人では無い2人の抑止力である。
・ただ悲しいだけの物語では無い
今までの内容から重たく辛いだけの物語だと思われてしまうが、そうでは無い。
所々に垣間見えるキュンとするシーンがある。
ラブとキンキンがデートをする場面やラブがキンキンを信頼してる場面。
オードリーとラブのイチャイチャする場面、身の危険を守る為、知春の家でラブやキンキンが暮らす場面など。
家族を壊されたものたちが家族の大切さを共有出来る場面に胸に込み上げるものがある。
・『最後は必ずハッピーエンドだ』
隆三の言葉がある「最後は必ずハッピーエンドだ」
この言葉通りに物語は進んでいくのだろうか。
その為にもラブとキンキンはこれからもピンクを処刑し続けるのだろう。
彼ら、彼女らの闘いはまだまだこれからなのだから。
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