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『素晴らしい日々』 時速36km

今回は好きな歌を紹介します!

時速36kmの「素晴らしい日々」です

・歌詞

「嫌になって飛び込んだ列車」
嫌なのは嫌になることがない事
前よりは幾分か楽なのに
くだらない嘘を身に纏ってる

ガキの頃買い続けた漫画
230円の10倍がいま
2時間の飲み会で
簡単に消し飛ぶ度、白々しいが気持ち悪さに混じる

この街ももっと静かなら
彼もギターなんて弾かないだろ
今日も明日も昨日も明後日も
替えの効かない日ならいいのにね

それとこれとは話は別だって
言い聞かせてはみてるけど
5年後10年後の日々を
気にしながら怖くなる事はないかい

泣きたくない日なんてないけれど
今のこの日々も悪くないよな

夜の中央線、長い道
後方に流れる、光る町
到着は九時五十八分
誰かとの約束なんてない

夜の中央線、長い道
後方に流れる、光る町
切符に踊る青い春の文字
憎たらしくて逸らした目に写るのは街の星

斜に構えすぎて逆さになった
頭で薄々気づくのは
暮らしの重みが軽い事
自分に才能が無い事

言い逃れできる年を遠に過ぎ
妥協の妥協で暮らしても
起きて食って働いて食って
寝て起きたらまた素晴らしい日々だ

夜の中央線、長い道
後方に流れる、光る町
どうしようもない事が増えたら
この歌を受け取ってくれないか

夜の中央線、長い道
後方に流れる、暗い町
到着は九時五十八分
記憶が違わなきゃここから君の家が見えたね

海の水平線、低い町
隣の席の人が持つ酒は
耐えきれなくなった時に使う
起死回生の奥の手なのかも

空の放物線の下で見た
誰しもが追いかけた未来とは
程遠い現実を選んでも
誰も君を馬鹿にする権利なんかないってさ

夜の中央線、長い道
後方に流れる、光る町
どうしようもない事が増えても
どうか何か望んでくれないか

夜の中央線、長い道
後方に流れる、暗い町
到着は十時三十分
誰かの所為でダイヤが乱れているらしいぜ

ベルが鳴って飛び降りて改札に乗車券だけ流し込む
さっき見た街の星の一つ
扉を開けて右手、手探りだけで灯す

時速36kmホームページ


・好きな歌詞


"ガキの頃買い続けた漫画230円の
10倍がいま2時間の飲み会で
簡単に消し飛ぶ度、白々しいが
気持ち悪さに混じる"

初めて聴いた時、すぐにジャンプが思い浮かんだ。今だったら300円もするけど、「ガキの頃」が連想させる。

大人になれば行きたくも無い飲み会に2,000円以上使う。

スタートから共感させられた。


"斜に構えすぎて逆さになった
頭で薄々気づくのは
暮らしの重みが軽い事
自分に才能が無い事"

物事を尖った見方で生きてきた若い頃(もしかしたら今も)の自分を投影している。

周りとは違うと思っていたけど、そんな事は無いし、才能が無いことにも気づいてる。もはや一周回ってる気すらある。


"海の水平線、低い町
隣の席の人が持つ酒は
耐えきれなくなった時に使う
起死回生の奥の手なのかも"

酒を逃げ道にする。起死回生の奥の手は、まとを得ていて感心した。



"空の放物線の下で見た
誰しもが追いかけた未来とは
程遠い現実を選んでも
誰も君を馬鹿にする権利なんかないってさ"

誰もが夢を追いかけた現実を、そしてその夢とは全く別の生活を選んだとしても、それを否定する。バカにする権利なんて誰にも無い。

その通りだ。

この歌詞にすごく勇気付けられた。

むしろバカにする奴らを俺はバカにするよ。



ここまで読んでくれてありがとうございました。

また次の機会に!



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