「しあわせのいと」の個人的なツキビト技術
はじめに
最近ボードゲーム「しあわせのいと」で遊びました。
生徒を毎晩"しあわせ"にしてる殺人鬼が3人いるので、期日までに殺人鬼を全て見つけ出す推理ゲームです。あり得る可能性を1つずつ潰して正解を見つけていくので、数独とかピクロスとか、ボードゲームなら惨劇RoopeRとかが好きな人におすすめです。
……んで自分がツキビト側(ゲームマスター側)をやったのですが、完膚無きに負けてしまって……めっちゃ悔しくて……「初プレイの人がいたから簡単な動きにした」とか言い訳しちゃって……うごごごごって頭を抱えてしまったので、ちょっとじっくりツキビト側としてどういう動きが強いのか確認してみようかなと思って考察した内容をメモします。
注意事項
この手のゲームであるのですが、あんまり真面目に強くなろうとしすぎるとゲームがつまらなくなる可能性はあります。非対称ゲームなのでゲームバランスがシビアだし、基本的には主人公側に勝利してもらった方が面白くなるのでツキビト側が極端に強くなるのはあまりよくない。公式でも主人公側とツキビト側へのアドバイスはワンクッション置いて説明しています。
上記を踏まえて「問題ない!自分で責任を負えるぜ!」って人は読んでくださいな。なお、読んだ後に「別にこれ大したテクニックではないな」って思ってもそっとしておこう。
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では続けます。
コツその1「〇〇は渋ろう」
一つ目は「3人予告カードは監視対象が2人になるまで出すのは渋ろう」です。
これは公式のアドバイスにもあるのですが、3人予告カードは主人公側にとって情報の塊です。事件を行えないキャラは白確となるし、犯人が1人監視対象とされていると事件件数が減って監視対象内に犯人がいることがばれます。
ただ、これらのデメリットが実質帳消しとなるタイミングがあります。それは2人監視されているときです。なぜならその場合は3人予告カードも2人予告カードも主人公側に晒す情報は同じなのだから。
なので、3人予告カードは監視対象が2人になるまで出すのは渋ろうです。さらにピンチにはなりますが序盤に出すよりはまだましです。
5日目になってもピンチに陥らなかったら大分ラッキーなので余裕の気持ちを持ちつつ3人予告カードを出しましょう。
コツその2「〇〇を維持しよう」
二つ目は「3人一組の犯人グループを3組作ってCSを維持しよう」です。CSとは「カバーシナリオ」を指しており、惨劇RoopeRでよく使われる単語です。意味としてはダミーとなる真相も作っておくといった感じです。
さて、ダミーになるシナリオとはいったい?例えば以下の範囲で事件が起きたとします。
※〇:周囲1マス、×:十字∞マス、1⃣:犯人候補
上記の場合は同じ犯人が4回も事件を起こしていますが、未だに犯人候補が3人もいる状態です。このように犯人の近くには「犯人と同じような事件を発生させられる無実のキャラ」が必ずいます。このように犯人グループを意図的に作るようにすることで最後まで犯人を絞らせないことができます。
もちろんそのうち3人のうち1人は監視対象となるでしょう。このときの注意点は自分が管理されていなくても真犯人は犯人グループの誰かが監視されているなら極力事件を起こさないことです。仮に事件を起こしてしまうとその時に監視対象となっていたキャラは白確となってしまいます。
とはいえ、終盤になればそれでもどうしても事件を起こさないといけなくなります。その場合でも候補が3人から2人になる方法で事件を起こしましょう。以下のように。
なんということでしょう。候補が2人だけなら事件を起こせる範囲が増えるのです。なんなら先ほどまで犯人グループの1人であったキャラさえ対象にできます。追い詰められてももう1段階逃げることができるのです。
さて、ここまで説明しましたがこれはあくまで1人の犯人を隠す方法です。じゃあ残りの犯人にも犯人グループを作ってあげたらどうなるでしょう。
最後まで犯人グループを残せたなら27通り、それは出来ないにしても各グループごとに1段階躱せる余地があるのでそう簡単には追い詰められません。一発で犯人を当てられることもありはするのですが、100%犯人確定ではない状況に置いて同じキャラを監視し続けるのは相当勇気がいる行為なので、監視対象外となるまで待ちましょう。
ということで、3人一組の犯人グループを3組作ってCSを維持しようです。これがコツとなります。犯人の配置が決まった時点でグループを決めるとよいでしょう。なお、グループ同士が近かったり、犯人同士が同じ縦横にいると事件を起こせる範囲が狭くなるのである程度は距離を取っておきましょう。
最後に
こういう「ククク……俺は賢い……!」となれるゲームは好きなので、ぜひみんなも"しあわせのいと"を遊んでみてくださいな。
p.s. こうやってnoteにコツを残すことで、今度遊ぶときにコツを忘れても思い出せるのだ。俺!賢い!(忘れてる時点でどうかな……)