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【休職中ワーママ】私は母であり、妻であり、わたしだ
休職の経緯
昨年秋に転職した職場。心機一転頑張ろうと半年でやめたブラック企業にさらばした矢先、退職予定のパワハラお局様にめった刺しにされました。。。
といっても今思えば、たかが仕事の関係だし、すべてが悪い環境ではなかったんだけれど。
面接でこと細やかに確認した労働環境とは異なっていて、なんとまさかの一人職場。狭い部屋のさらに奥で、壁に向かって黙々とこなす事務作業。
さらに、そのお局様が得意分野で頭がよすぎて(?)凡人ではこなせないスピードで仕事をしていた。それを新人かつ時間にゆとりがないワーママに短期間で後釜としてかなり濃厚な引継ぎを連日罵声を浴びながらご指導いただいたもので、なんとかギリギリで生きていた私の心が音を立てて折れてしまった。
転職は運と縁。ギャンブルみたいなもので、実際に入ってみないとまるで分らないと悟った。
鳴りやまない動悸、食欲不振、場面関係なく溢れる涙、不眠、謎の高熱・・・体は正直であった。
医療職をしていると、自分の生活に活きる点も多々、症状を自覚してしばらくし、「あぁ、このままでは鬱に進行するな」と自らドクター(ナース?)ストップをかけることに成功。意図的に病院に診断書を書いてもらい、連休明けから逃げた。この先このまま仕事をすると家族に大きな支障がでることが何より怖かった。
休職、そして回復
休職期間は結果的に約2か月だった。最初の数週間はまともに眠れない日もあれば、疲れがひどく一日中寝ている日もあった。とにかく休んだ(とはいえ、家事と育児は最低限こなさざるを得ないけれど、逆に役割があってよかったのかも)。
数週間後、笑えるようになり、半日くらい外に出られるようになって、ごはんもいつも通り食べられるようになって、自分が戻ってきている感覚になってきた。
あるべきワーママ像につぶされかけていた。この子の母であり、大切な人の妻であり、かけがえのないわたしである、そのための時間や愛情をかける時間を投げやりにならざるをえなかった、とあきらめてしまっていた。
たくさん読書して、私は本音と感性に蓋をしてしまっていた、ということに気づいた。べき思考、おそるべし。
自分自身を追い詰めて自信を喪失していたため、自分のやりたいことを心に聴く練習をし、自らを癒すことに集中した。
今は無職になりながら新たな道を模索。その結果、また、進んでもいいかなという道に流れ着き、再出発してもいいかなという心身にまで回復できた。見守ってくれている家族に本当に感謝。
休職中の方におすすめの本。「キャリアブレイク」という言葉、フリーランスを目指している友人も使っていたのだけれど、とてもいい表現だと思った。
立ち止まって、自分の感性にしたがって、自分で舵をとってまた道を選択できるように。
休職期間の育児とこれから
求職中、という用件で保育園に預ける3か月の猶予がある。朝一番で延長保育数分前まで預けていた日々から、9〜17時という短時間に。意外とあっという間だが、日中自分自身に集中できる環境はありがたい。期限つきなもので、焦りはあったが、焦って仕事を決めたら本末転倒。それだけはしたくなかった。
日中はリハビリ時間を設けながら、時間の余裕をもって子どもと全力で遊んだり、待ったりすることができている。やっと、育児をしている、という感覚。保育園にも感謝しかない。
母の様子をなんとなく感じているのか、子どもは以前よりのびのびと、そしていい意味で我儘になってきている気がする(笑)母の余裕を感じているのだろうか。毎日「ママが一番好き~!」とチューしてくれる息子が愛しく、儚い。また働きだしたら余裕のない私になるかもしれない、でも、お互いに成長して乗り越えていこうね。
何度でも、悩んで、立ち止まって、進路変更していい。
長い人生、少しくらい休んでいい。
転職、休職から得た教訓です。
他者にも自分にも少し寛容になれた気がします。
まだまだ、道は続く。