普通の男子大学生が【オーディション】を初めて受けてきた!!
2021年9月18日 (土)
”オーディション”
つい最近までそんなものとは無縁だと思っていた私が、この日初めてオーディションを受けてきた。
きっかけは私がこの2か月通っているアナウンススクールだ。来月、このスクール(正確に言うと「カサトレ」という支援サービス)がスポンサーのテレビ番組が始まるらしい。
その番組に出演する学生2名を決めるためのオーディションだった。
もちろん私は今までにオーディションなど受けたことがない。そんなの自分とは異なる世界の話だと思っていた。
だが最初にオーディションの話を聞いたとき、私に迷いはなかった。せっかくの良い機会だ。結果はどうであれ、一回くらい体験してみてもいいのではないか。そう思った。
したがって私はすぐ参加を希望したわけだが、オーディションにあたって事前に伝えられた試験内容は以下の通りだ。
当日課題:ニュース読み
自己紹介・自己PR
千葉県内の飲食店模擬リポート
質疑応答
私はオーディションまでの数日間、何をどのように話すかをなんとなく考えた。その際、私が意識したことは各項目につきたった3つだ。
①キャッチフレーズ ②何をして ③何を感じたか
それだけだった。これは前のセミナーでスクールの山口さんに教わったことだ。この3つを決めれば、話の道筋がある程度はっきりしてくる。
(写真:オーディションで配られた課題用紙 ※イメージ)
オーディション当日
会場に入ってまもなくすると、自分の順番が来て部屋に呼ばれた。だが、私は予想以上に落ち着いていた。
そばに、私の先生である山口さんが進行役として立っていらっしゃったことも大きかったと思うが、何より私の中で、どこか吹っ切れた感じがあった。
結果はこの際どうでもいい。
とりあえず今の自分の実力を出し切ろう。
思い切ってやってみよう。
オーディション途中、審査員の方から何個か容赦ないぶっこみがきた。
「今の部屋の状況を実況してみて。」「誰かのモノマネをお願いします。」「自分が片思いしてて好きで好きで仕方ない人に告白してみてください。」
もうめちゃくちゃだー(笑)と思いながら、とりあえず必死に食らいついた。今のありのままの自分を出し尽くした。
数日たった水曜日
zoomを介して、山口さんからオーディションの結果が発表された。
「平川君は、見事合格です!」
とても嬉しかった。少しだけ、ここまでの努力が報われた気がした。
正直私は滑舌が良い方ではない。
声がこもりがちだし、「ら行」がうまく言えない。
普段のレッスンで山口さんが丁寧に教えてくださっているにもかかわらず、なかなかその通り実践できない日々が続いていた。
だからこそ、少しだけでも自分が認められた気がして嬉しかった。
だがもちろん、合格とともに課題もいくつか指摘された。
中でも一番の問題は先ほど述べた「ら行」。私にとって非常に耳が痛い部分だ。
他にも個人的に、アドリブで早口になってしまうことや、原稿読みの際の音の高低差が少ないことなどが挙げられた。
これらは今後絶対に改善していかなければならない課題である。
とはいえ、テレビ収録は5日後の来週月曜日。
そして今回、私が合格をもらえた一番の要因は”明るさ”、”感情表現”である。
「せっかく合格を貰ったんだ。選んでくださった皆さんの期待に応えるためにも、物怖じすることなく全力で収録に臨もう。」
私はそう強く思った。
2021.10.01 00:43 #7
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?