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【ぐお雑記】今回の選挙を忘れない。

2022年 参議院選挙。
皆さん大変お疲れ様でした。
今回の選挙は『オタク』にとって大きな一歩となるでしょう。
3年前に山田太郎さんが比例で勝った時も凄かったですが、今回はさらに凄いと言って良いでしょう。

漫画家議員 赤松健

日本初(世界初?)の快挙です。
オタクはきちんとルールに則った選挙活動を通してついに漫画家議員が誕生しました。長い間、犯罪者予備軍として差別されてきたオタクが、政治の世界に一矢報いる事に成功しました。
大変な暑さに耐えながら現場を手伝って下さった皆さん。演説の応援に来て下さった皆さん。SNSを通じて赤松さんの立候補を拡散して下さった皆さん。本当にお疲れ様でした。

もちろん、今回の当選は他ならぬ赤松健さんご自身が多大な労力と費用を捻出して下さった事が最大の勝因です。その点は全く疑う余地はありません。
本当に心から感謝しています。
一方で世間から一定の評価を得ていなければ選挙で勝つ事はできないのも事実です。
それは日本のオタク達が漫画・アニメ・ゲームを立派な趣味として世間に認知されるまで支え続けたからこそです。
どんなに馬鹿にされても作品を愛し続け、「もしかしたら漫画やアニメって面白いのかも?」という認識を少しずつ少しずつ広げていった。
オタクは未だ様々な方面から叩かれる存在ではありますが、考えを改めてくれた人もたくさんいるのです。
漫画・アニメ・ゲームが趣味として若い世代に浸透し、経済効果も認められ、外国人にもファンが増え、空気が変わってきたのです。
その空気が無ければきっと赤松さんは勝てなかったでしょう。
今回の選挙は間違いなくオタクの勝利なのです。
宮崎勤事件から33年。こんなに粘り強く頑張った人達を証拠も無く犯罪者予備軍扱いして良いはずがありません。

もしもまたオタクが馬鹿にされたら今回の選挙の話をしましょう。

オタクは犯罪者予備軍じゃない。
あなたは犯罪者予備軍じゃない。
胸を張ってそう言いましょう。

もちろん反省点、課題はあります。
コミケ復活に多大な貢献をしてくださった藤末健三さんや石原慎太郎都知事の「エロ漫画家は卑しい仕事」発言に徹底的に食い下がってくれた栗下善行さんが落選してしまったのは痛手であると言わざるをえません。

大恩ある方々に報いる事ができなかったのは悔しいです。大局的に見れば後退であると考える人もいると思います。
今後さらに仲間を増やしていく事が求められます。選挙に来ていないオタクはまだまだたくさんいます。その人達を味方につけ、票を増やしせばきっとより多くの仲間を政界に送り込めるでしょう。そこを目指して頑張らねばなりません。

しかし、今は、赤松さんの勝利を喜びましょう。
我々は確かに新しい一歩を踏み出したのです。

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