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UniversalAudio Volt276を買ってみた

サウンドハウスで購入。今まで使っていたBehringer UMC204HDから更新しました。

メーカーの説明によると、ビンテージプリアンプとか1176コンプレッサーのエミュレーションがハード側でできるのが売りらしい。

と言われても、使ってみて「音が変わるなー」ぐらいの感想で、これをどういうシーンで実用的に使うかは未知数かなーという印象。
たぶんギター弾き語りとかをライブ配信するとかなら使えるのかもなって思うレベル。

この価格帯で音質を取るならMOTU M2とかを買うのが正解と言われる気がする。

じゃあなんでわざわざVoltなのかというと、参考にしたYouTuberのレビューによるとヘッドホンアウトのアンプがVoltの方が性能がいいとか。

実際に使ってみると、メインアウトのスピーカーもヘッドホンアウトもUMC204HDよりパワーがあって、特にヘッドホンは低ノイズになった。
UMC204HDのヘッドホンアンプはインピが250Ωのヘッドホンを接続してノブを2時ぐらいまで回すとノイズが乗って歪んだ音になったけど、Voltだとノブをマックスまで上げてもノイズや歪みがでない。
スピーカー接続も、従来よりパワーがあって音量が取れるようになったので、出力側のDACとして考えるなら満足いく結果が得られた。

イン側は元々ボイスチャットとかにしか使ってなかったし、インタフェースを変えた時にマイクも変えちゃったので正確な比較はできないけど、ビンテージプリアンプやコンプの再現は音が変わることはわかっても、それが本当に実機を再現しているかは実機がないから確認不能。エフェクトをかけた音を聞いて気にいるようならONにする程度かなーといった感じ。

実は同時に2台更新したかったから、もう一台76コンプモードのないVolt 2も買ってる。

76コンプがない以外のハードは一緒っぽくて、アウト側での比較だと差は感じなかった。イン側は重視していなくてアウト側重視のDAC用途で考えるならこっちの方がおすすめです。

音質に関係ないところだと、本体色はクリームっぽい白さはなくて、実物はもっとシルバーです。
あとボタン類が独特なデザインだけど、機械的な部分というか押し心地は普通のタクトスイッチのそれで、カチって感じ押し心地。デザインにこだわるならこれはもう少しどうにかならんかったのかと思っちゃうよね。

OSからの認識はアウト1デバイス、イン1デバイスで、コンボジャック2つあるけど1つの入力デバイスとして見えます。
ヘッドホンアウトとスピーカーアウトは独立して調整できる。これは必須ですね。
ループバックは本体ファームの更新で対応するかもという記事を見たけど定かではありません。現状非対応です。

セットアップ時にUA Connectというアプリを入れて、それから接続しているデバイスや、UAに登録しているデバイスが表示されます。またバンドルソフトのライセンスキーはこのアプリから取得できるので「どっかいった」という事態に陥らないのはいいなって思ったところ。

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接続しているのはVolt 2なのでVolt 2を認識していてファームのバージョンも確認できる。Volt 276は別のPCに接続しているので認識していないけど、ログインしているアカウントに紐付いているので表示されているみたい。

DACとして検討していて、コンデンサマイクも接続したいという用途ならVolt 2がおすすめ。
動画とか見てコンプモードに魅力を感じるならVolt 276を買ってもいいと思う。
ただ機能の割にはちょっと高いかなーと思うかも。あと登録まわりで英語の入力フォームで製品登録したりする必要があります。自分で調べたり翻訳してどうにかできるレベルではないとお薦めはしません。
個人的にはUMC204HDで不満だったヘッドホンアウトの歪みに悩まされることがなくなったので満足。

2023/6/10 追記

イヤホンを使う場合は注意が必要です。
ヘッドホン出力端子のインピーダンスが高いようで、イヤホンで聞いてみると歪んだ音になりました。
テストしたイヤホンはSHURE SE215とSONY MDR-EX800STですが、両機種ともに音が歪みました。
(他の機器で聞いても歪まないのでイヤホンの問題ではないです。)
イヤホンを主に使用したい方は、お持ちのイヤホンで正しく出力が取れるか、視聴できる店頭などで確認の上購入することをおすすめします。

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