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ともに生きる言葉たち~オレなら戦って敗れたい~

『修羅の門』
って漫画が大好きです!

この漫画は、
”陸奥圓明流”という千年続く古武術を継いだ
陸奥九十九という主人公が地上最強を目指す物語。

男だったら血が騒ぐ漫画です(^o^)笑

僕にとっては人生のバイブルといえるほど、
その言葉、
生き様に影響を受けています。

そんな『修羅の門』から大好きな言葉、
大好きなシーン。

ちなみにここから先はネタバレも含みますので、
これから読んでみたいと思っている方には、
おすすめしませんので、あしからず。

日本で行われた異種格闘技の大会で優勝した九十九が
次に目指すのは、ボクシングのヘビー級チャンピオン。

アメリカに渡りますが、
もちろん簡単にいきません。

そもそもボクシングの試合をしたこともなければ、
体重も全然軽いのです。

長くなってしまうので割愛しますが、
そんな九十九に転機が訪れます。

公園でロードワークをしていると、
アメリカ人の少女が暴漢に襲われそうになっています。

九十九は日本チャンピオン。
暴漢を退治することなんてお手の物です。

ただ、助けたこの少女がちょっとクセがある。

助けてもらったのに、日本人には助けて欲しくなかったと言い出すのです。

彼女の言い分はこう。
「日本人はクジラやイルカを食べるでしょ?
あんな頭が良くてかわいい動物を食べる、
そんな野蛮な国の人たちなんか信用できない。
イルカは友達になれるの」と。

そこで九十九はこう答えます。

「イルカは食ったことないからわかんないけど、
クジラはうまいよ。
オレはどっちにも友達はいないけど、
どうせ食われるならクジラになりたいね。
食われるために育てられ、なにも分からないまま
友達だと思っていた人間に殺されるブタや牛より、
クジラやイルカはそれまで大海を泳いでいたんだ。
つかまったのは運と実力がなかったからさ。」

「オレだったら戦って敗れたい」

自由を保持するためには大きなリスクが伴います。
そのリスクをはねのけるためにも、
強くならなきゃいけない場合も多々あるでしょう。

しんどいこともめちゃくちゃあります。

ですが、
それこそが戦うチャンスを与えられない者と、
戦って敗れることのできる者の差。

僕はいつでも戦うチャンスがある国に生まれました。
常に戦っていたら身体も神経もやられてしまいます。
でもときには
戦うチャンスを与えられているんだなと思えると、
目の前に潜む障害にも勇気を持って立ち向かえる気になります。

そしてその分、
生きている実感は
自分自身が一番感じられるのではないでしょうか?


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