高崎市・第二層協議体 小規模情報交換会がスタート
7月4日から、高崎市第二層協議体の「小規模情報交換会」がスタート。3日間6回開催の予定。
小規模情報交換会とは
2層協議体同士の交流があることで、互いにヒントになり刺激になり。年1ペースで実施されている全体が集まる情報交換会では、どうしても発表者vs参加者になってしまうので、26の協議体を6つにわけて、少人数で情報交換しよう。ということで、昨年からはじまった行事です。
私は昨日の2つは出席予定だったが、急な来客があり、しかも期限的にはずせないものだったので、やむを得ず、そして残念ながら一つしか参加できなかったのだが、1つでも、実に有意義な情報交換がなされていた。
身の丈だからこそリアリティがある
なによりも、身の丈の情報交換という印象。これはどんなものでも、新しいものを啓発しようとすると、情報交換や事例報告は「大成功事例」ばかりになってしまう。その方が注目もされるからだけれども、私はこれを単発の打ち上げ花火と評して、正直批判的に感じている。打ち上げ花火より、線香花火で集う方が、はるかに実益がある。
昨日のは、本当に身の丈。目の前の、明日、いや、帰宅中に自分に発生してもおかしくないようなリアリティのあるもので、そういう話し合いをもてた参加者は、きっとすぐにでも役立て、あるいは応用もできるものではなかったと思う。
恋も二度‥ではなく、情報交換会も2度目なら~♪
そして、小規模情報交換会は2年目だけれども、ここには、いい意味の慣れがあった。いい意味だから、より硬さがとれ、本音を遠慮なくはやしやすくなっていた、ということ。ここは身の丈情報交換にも直結して、身の丈だもの、本音が出なかったら、インパクトがない。そういう点で、この慣れは、大きな側面だったと思う。
地域活動の他の担い手との連携
支えあい活動の現状、動機や経緯が、情報交換の中心だったけれど、私が個人的に着目したのは、区長や民生委員との関係。協議体の活動には理解をしていただくことも必要だし、逆に、区長や民生委員の活動が激務すぎるところをカバーして。そんな関係性も意見交換されていました。
印象に残った事例・民生委員との連携
その一つで、おぎないあうという点では、一つ着目したのが、民生委員の見守り対象からはずれた弱者の見守り活動の事例は、画期的だな、と関心してしまった。
高齢独居者の見守りが求められているところだけれども、それはあくまでも、住民票上のそれ。住民票をうつしていない人もいる。70才の夫婦世帯でどちらも軽い障害がある、というケースもある。子どもは同居しているけれど、出張勝ち、仕事が忙しくて、7時から22時まで留守の日中独居。元民生委員や、協議体のメンバーの情報で、そういう方々をリスト化して、訪問活動をしている、という事例だった。
昨年読んだ『こんにちは、民生委員です。』の著者・鶴石悠紀氏は、民生委員として自分で調査して、これらの方々の訪問もしていたことを書いていたけれど、誰もができる作業量ではない。そう考えると、まさに協議体がカバーしておぎないあっている典型ではないだろうか、と思う。
(今回の)おわりに
散歩していて思うのだが(そういえば、私の朝の散歩ももうすぐ一周年だ)、花と、犬の散歩というのは、こういう関係性作りには実に便利なツールだということを感じる事例報告も。
その一つに、花の種をいただいて、畑に植えて。それでまず、関係性ができる。そして、花を育てる様子が見守り活動にもなる。そんな報告があったけれど、不思議な力が花にはあるな、と思う。(私もご近所の方の花の手入れの様子はなんとなくチェックしていたりするが)。
そして、共通しているのは、やっている人が楽しいか否か。そんなところかな‥。人の役に立ちたいが前面ではなく、それは結果。そんな雰囲気のあるところほど、自然に活動ができているのかな、という印象がありました。
あと4回のうち3回は参加予定。いろいろな身の丈事例に沢山ふれられるかな、と期待。
冒頭の画像は、みんなのフォトギャラリーで「支えあい」で検索して出てきた中から、利用させていただきました。提供に感謝申し上げます。