福島ファイヤーボンズブースターになったボク
オラがまちのプロバスケットポールチーム「福島ファイヤーボンズ」。2023-24シーズンはチーム創設から10年目のシーズンであり、ホームアリーナである宝来屋 郡山総合体育館がリノベーション工事のため県内各会場での開催となる特別なシーズンでもある。
それを機に、ボクが福島ファイヤーボンズブースターになってからのことをツラツラと振り返ってみようかなと思います。
【目次】
・地元にプロバスケチームができる
・ホーム開幕戦
・PV観戦
・1階へ
・アウェイ初参戦
・声出し
・ももになる
・もものその後
・地元にプロバスケチームができる
地元にプロバスケのチームができるのを知ったのは新聞でチーム名を募集しているという記事を読んで。
バレー部だったボクは、体育館で隣でやってた部活、くらいの認識でバスケに特別な思い入れがあったわけではないけれど、"ドリーム1"ドンピシャ世代でBSでNBAのゲームを毎晩見ている、そんな大学生活は送っていた。
そしてこのころ福島には女子サッカーのマリーゼがあって、一応ファンクラブには入ってたし、近くで試合がある時には見に行っていた。
そんなタイミングでのチーム名募集、ボクが送ったのは「アカベコーレ福島」。
・ホーム開幕戦_2014.10.4
そうして迎えた開幕戦。対戦相手は青森ワッツ。のちにとある方から「ぐんけんさんは『福島応援団』だよね」と言ってもらえるくらいには福島が好き、なので、地元に応援する存在ができたから応援に行く、そのくらいの気持ちで会場に足を運びました。
…結果は敗戦。
なんだい悔しいな…あれ、明日もここで試合あんじゃん、明日も見にこない?
そんな感じで訪れた翌日のゲーム2。66対64で勝利!残念だった気持ちの後に嬉しい勝利がやってきて、一気にバスケへの気持ちがぐっと傾いた日でした。
ゲームの内容なんて全然覚えてないけど、得点がどんどん入って盛り上がる感じと、1階席の最前列でボンズに点が入るたびに座席からジャンプする人をやけに鮮明に覚えている(のちにその方は千葉ジェッツのブースターさんであることを知る)。
・PV観戦_2014.12.6
レンタルスペースの活用方法を模索していた知人から「今度ボンズのPVやるから来ない?」とお誘いを受け(今思うとこの時点で周囲からはボンズに入れ込んでいる認定はされていたらしい)、はじめてアウェイゲームを家以外で見ることに。初日はウチとレンタルスペースオーナーともうおひとかたでまったりと観戦。そのイメージで迎えたgame2。なにやら元気なみなさんが。そしてティップオフ。
「ゴーゴーボンズ!」「ディーフェンス!」おおおすごい、画面に向かって声出し。試合は75-108で敗戦。この頃からキングスはキングスだった。
「いつもどこで観てるの?」と先輩方。「2階です」「1階に下りてきたらいいのにー」「検討します」
これがボクらが1階に下りて観戦する大きなきっかけになったことは間違いないし、そのことについてはとても感謝しています。
・1階へ_2015.1.16
PV観戦から1ヶ月ほどがたったあるゲームデイ。ゲーム1は金曜日、しかも郡山以外(猪苗代総合体育館)の開催。この日1階に下りてみようと話をしていたわれわれ。仕事を終えてさあ会場へ出発!
…雪…
猪苗代は隣町とはいえ、気候は会津地方。会場に着くまでは凍結路を往く。なんとか駐車場に辿り着き、体育館の中へ。
…お客さん少な…
振り返ってみるとこの日はホーム最少来場者数の日、だったはず(たしか300人代)。
それでも1階ではスタンディングでブーストする皆さんの姿が。一緒に応援させてもらうわれわれ。試合は79対74で岩手ビッグブルズに勝利。
2階席は全体が見渡せて、テレビを見てるような見やすさがある。コート周りで観るのは、ボールに合わせた顔の移動が大きかったり、バスケ選手の基本的な位置どりを知らないボクにはどこ見てたらいいかわからなくて忙しかったりしたけど、選手の声掛けが聞こえたり、なんなら汗が飛んできたり。その臨場感は比べものにならなくて。音楽もスポーツも、やっぱりライブは最高だなー。
・アウェイ初参戦_2015.3.7
アリーナに下りたわれわれに次に訪れるのはそう、「アウェイ観戦」。隣の県でちょいちょい買い物に行ったりもしており距離的な抵抗感もない宮城県のカメイアリーナ仙台で、仙台89ersとの対戦があるとのことで躊躇なく参戦決定。試合は両日負けてしまい、6連敗の6敗目を見てくることに。
ここから頻繁にアウェイに行く生活がはじまる。
アウェイのブーストは、ホームでのそれとは違っていて。アウェイというだけあって味方が少ない。選手にとってもそれは同じで。「オレががんばって声届けないと彼等もがんばれない!」なーんて気持ちに勝手になってしまうのです。
恐るべしアウェイの中毒性。
そしてもうひとつ。知らない土地に行くというワクワク感。チームによっては特に観光名所がないところにアリーナがあるチームもあるけれど、町をブラブラするだけでも楽しくて。
さらにバスケットボールは土日2試合ワンセットが多く、必然的に泊まりになる。
ボクはお酒も旨いものも大好きで。
恐るべしアウェイの魔力。
・円陣と声出し先導_2015.3.14@埼玉ブロンコス
このころの福島ファイヤーボンズは、試合開始前にブースターで円陣を組んで声を出していて。これはチーム創設時、復興支援で福島県に来ていた方に京都ハンナリーズのブースターさんがいらして、その方たちがbj リーグに新規参入するボンズを盛り上げようと、試合中のコールなどとともに作り上げてくれたものです。その人なしには今の福島のブーストスタイルはなかった訳で。なかなかお会いする機会は無くなってしまったけれど、ほんとうにリスペクトです。
ホームゲームではその方が円陣の中心で声を出してくれていたのだけれど、アウェイでは参戦している男性が声出しをすることになっているとのことで、たまたまこの日はいつもいるみなさんがおらずボクにご指名が。
基本フォーマットとしては
1 円陣中央の人から試合に向けての檄(「今日は勝つぞー!」「おー!」みたいなやつ)
2 「レッツゴー福島!」掛け合い×3
3 「ゴーゴーボンズ!」掛け合い×3
みたいな感じで行われていて。高校時代バレー部に所属していたので、声出しを先導する感じはなんとなーくはわかっていたけど、最初の檄をとばすところは照れると言うかなんと言うか。まあでも一回やるとすぐ慣れるもので笑
・ももになる_2015.9.13@足利市
福島ファイヤーボンズのファーストシーズンを終えた中で、「もっとウチの会場に足を運んでもらえるようになるにはどうしたらいいんだろう」という、熱心なスポーツファンみんなが感じる課題にボクらも例外なく直面しました。その結果「会場全体がもっと楽しく、親しみやすい空間になったらいいのかも」てなことになり、辿り着いたのがコレ。
「楽しいだけじゃなく、福島をアピールできたほうがいいよねー」「福島といえば桃よねー」「桃のかぶりものとかないかなー」「あ、あった!」
便利な世の中です。欲しいものはネットで探せばなんでも手に入ります。
ボンズ2ndシーズン、プレシーズン初戦はあの田臥選手擁するNBLの強豪栃木ブレックス(当時)。桃の初お目見えは足利市でのブレックス戦。
まだ羞恥心というものがあり、サングラスをかけての登場。初々しいものだ。
その後これを面白がってくれた当時の運営スタッフにそそのかされて、マッチデイプログラムに載せてもらったりしたことも。「誇れる福島」の中にはおいしい果物も当然含まれているものね!
・もものその後
ここから先は基本的にボクたちのやっていることは変わっていなくて。
ホーム戦に行く→会場で呑む→アウェイに行く→現地のおいしいの食べて呑む→もも散歩する(以下繰り返し)
やっていることは変わらないけれど、たくさんの場所に、たくさんのおいしいものに、たくさんのステキな人に出会ったのは福島ファイヤーボンズのブースターになったからです。
この趣味がなくても生きていけるけれど、こんな趣味があったらもっと楽しいよ、みんなやったほうがいいよ!
ここまで読んでいただいたみなさま、こんなのに付き合ってくれて本当にありがとうございました。
そのうち、「記憶に残ったあのシーン」なんかもやってみようかなー。