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美術展「モネ 睡蓮のとき」

東京都上野の「国立西洋美術館」で開催中の展覧会「モネ 睡蓮のとき」に行ってきました。


展覧会情報:

モネ 睡蓮のとき
2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火・祝)

会場情報:

国立西洋美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7


2024年10月5日から、東京都上野にある国立西洋美術館で始まった展覧会「モネ 睡蓮のとき」に行ってきました。モネ展は毎年どこかで開催されているイメージですが、今回は「睡蓮」がメイン。モネ好きにはたまらない内容です。

クロード・モネ(1840年-1926年)は、フランスの印象派画家であり、光と色の表現に焦点を当てた作品で有名です。代表作『印象、日の出』は印象派の名の由来となったとのこと。

初日レポート

開館時間は9:30ですが、私は8:15に到着。すでに列ができていて、自分は50番目くらいでした。9:15頃にはざっとみただけでも列が500人以上に!あいにくの天気で、雨が降りそうな雲行きでしたが、それでもこの賑わい。さすがモネ展ですね。
開場すると、ショップに行く人はこちらの案内。モネ展のショップは、グッズや図録がすぐに売り切れるので、私もまずはショップに直行しました。意外だったのは、ショップ入場の際に整理券が配布されていたこと。一度に入れる人数が制限されていました。

図録やポストカードを無事ゲットし、次はいよいよ展示へ。

展示内容と構成

今回の展示は64点の作品が並び、4つの章に分かれています。モネの生涯を追いつつ、晩年に焦点をあてた作品も多く展示されています。

  1. セーヌ河から睡蓮の池へ

  2. 水と花々の装飾

  3. 大装飾画への道

  4. 交響する色彩

エピローグとして登場する「さかさまの世界」。やはり一番の見どころは、睡蓮シリーズでしょう。20点以上の睡蓮が一堂に会する光景は圧巻で、これほどの作品が一度に集まる機会は、なかなかありません。

写真撮影が許可されている第3章「大装飾画への道」では、睡蓮の作品9点が部屋の壁全体に展示され、まるで睡蓮の池に包み込まれるような感覚。広大なスケール感と色彩の豊かさに圧倒されました。

モネは晩年に白内障を患い、視力が低下していきましたが、その影響で彼の色彩はより大胆に、表現も次第に抽象的になっていきます。この変化こそが、モネの「睡蓮」をより深く楽しむポイントだと感じました。特に、光と色彩の変化や、水面の抽象的な美しさが印象的です。

ただ、このあたりは好みが分かれるかもしれません。個人的に、モネの淡い色合いや、繊細で柔らかなタッチが好きです。晩年の作品は、色彩が濃く、筆遣いも力強くなっていて、正直なところ少し難解に感じる部分もありました。とはいえ、その背景には、モネが視力の衰えとともに見ていた世界が反映されていると考えると、彼が感じていた自然との一体感や、独自の視点が一層興味深く感じられます。

展覧会の混雑状況

初日ということもあり、会場は激混み。特に3章の写真撮影が許可されているエリアは、スマホ片手に人が集まり大変な状況でした。それでも、空いているスペースを見つけながらゆっくり楽しむことができました。

また、開館時間は通常9:30~17:30ですが、金・土は21:00まで開いています。混雑を避けるなら夜の時間帯か平日がおすすめです。

展覧会グッズとX(旧Twitter)の活用

モネの展覧会グッズはかなりの人気なので、公式ショップのX(旧Twitter)で欠品情報や再入荷情報を随時チェックしておくと安心です。なお、ネットでも購入できますが、すでに売り切れていたり、送料がちょっと高めなので注意。

巡回展情報

この展示は東京都だけでなく、2025年には京都や豊田でも開催されます。関西や東海地方の方は、以下のスケジュールを参考にしてください!

京都展:京都市京セラ美術館(2025年3月7日〜6月8日)
豊田展:豊田市美術館(2025年6月21日〜9月15日)

まとめ

今回の「モネ 睡蓮のとき」展は、モネの名作を堪能できる素晴らしい展示です。特に睡蓮シリーズは見逃せません!混雑はありますが、見どころがたっぷり詰まった展覧会なので、ぜひ足を運んでみてください。


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