書くことで描く
書いても、書いても、何を伝えたい文章なのかがわからなくて下書き保存をしてしまう。最近ずっとこうだ。
別に誰かに何かを伝えたくて書いてるものでもないんだし、好きに書けばいーじゃん、とは思いつつも。パブリックな場所に出している以上、やっぱり伝えたい「何か」が見えてくるものであって欲しいと思ってしまう。
それは別に一つじゃなくてもいい。読む人によって見えてくるものが違っていいし、私の伝えたいことの根本とずれてたっていい。それでも、何かに「ふーん」くらいは思ってもらうために書いてるんだと思う。
いつからこんなに、文章というものに真剣に向き合いたい気持ちが生まれていたんだろう。喋るのと同じくらい空っぽで、前後のつながりが見出せなくて、読んでも何一つ面白くないものを書いてたとしても気にならない、それじゃあダメだと思い始めたのはいつからなんだ。
働いていて、私は自分が思っているよりも文章を書くのが下手くそであることに気づいて、酷く塞ぎ込んだことがある。
多分私は、自分が他人にとってわかりやすい文章を書くことができていると思い込んでいたんだろう。自分の思っていたことが勘違いであったことに気付かされて、恥ずかしくて、情けなくて、悔しかったんだろう。
そして私は、もっと文章を書くのが上手くなりたいと思った。
で、文章をうまく書くためにはどんな練習をしたらいいの???????
わからん、さっぱりわからん。
絵はさ、なんかやることわかりやすいと思うんだよ。人体の構造を学んだり、クロッキーしたり、模写したり。明確にどんなふうに学べばいいかということや、実際に手を動かす方法もわかりやすい。
でも文章は?自分が生まれてからずっと使ってきた言語で、散々日記やら手紙やらレポートやら書いてきて、そういう日々の漫然とした活動では育たないものを、いったいどうやって。
前にとあるフォロワーさんに言われたことが一つあって、好きな文章の写経をするのがおすすめとのことだった。
だが私は日々ほとんど活字を読まない。なので好きな文章というものがないのだ。というかそもそもそこが問題なのではないだろうか。やはり色んな文章を読むことが、何よりも勉強になるのではないだろうか。とりあえず日々活字を読め!!読んで、読みにくいと思ったならなぜ読みにくいのかを考えろ!!読みやすい、面白いと思ったのならそれもちゃんと解析しろ!!とりあえずこれだろうか。
最近とあるフォロワーさんの日記がとても好きなので、写経の題材にさせていただこうかなって思った。
こんなふうに文章で表現できたのなら、と憧れる。
小さなことからコツコツと、だね。
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